2月11日に『ランセット・サイキアトリー』誌で発表された63カ国での調査によると、毎年約4万5,000件の自殺が失業に起因しているという。健康の監視機関は、継続的な自殺リスクとして失業を考慮すべきだと、著者らは述べた。
スイスのチューリッヒ大学の研究者らは、63の経済国での2000年から2011年の死亡率のデータを研究した。この期間に、毎年約23万3,000件の自殺が記録され、そのうち約4万5,000件は失業に起因していた。金融危機が最も深刻な打撃を与えた2008年と2009年に、自殺の件数は約5,000件増加した。