英国の新硬貨に登場するエリザベス女王の新しい肖像画が3月2日にお披露目された。今年の後半に女王の国民の財布やポケットに届く予定となっている。
その肖像画は、88歳の女王が1952年に即位してから硬貨に描かれる5番目のもので、1998年ぶりのものとなる。エリザベス女王は9月にビクトリア女王を抜いて英国で在位期間最長の君主となる。
戴冠式で王室のダイアモンドの冠を被ったエリザベス女王を描いていたその肖像画は、王立造幣局の彫刻師ジョディ・クラークさん(33)によって製作された。名前を伏せての数多くの候補作の中から彼のデザインが選ばれた。
女王の肖像画は時間とともに変わってきたが、ずっと変わっていない伝統は、女王の右側の横顔がいつも見えることだ。