粉ミルクを与えられた生まれて間もない乳児は、母乳で育てられた乳児よりも体内のヒ素濃度がはるかに高いことが、2月23日に発表された研究で明らかになった。
粉ミルクを与えられた生後6週間の乳児の尿から検出されたヒ素は、母乳を飲んでいる乳児よりも7.5倍多かったと、『エンバイラメンタル・ヘルス・パースペクティブ』誌に掲載された研究は述べている。
「この研究結果で、アメリカのように通常接触するヒ素の水準が低い場合でも、母乳での育児がヒ素暴露を減らせることが浮き彫りになった」と、主著者でダートマス大学のキャサリン・コッティンガム氏は述べた。