サウジアラビアは昨年、イランの野望に関する懸念が中東の緊張を高めるなか、インドを抜かし、世界最大の武器輸入国となった。
世界の武器貿易に関する主要な分析機関であるIHSが3月8日に発表したデータによると、サウジアラビアの武器購入額は昨年、54%増加して65億ドル(7920億円)に達し、その一方、インドは58億ドル(7070億円)相当の武器を輸入したとされている。(サウジアラビアによる)今年の輸入は、世界の輸入額7ドル当たり1ドルを占める見込みだと、IHSは推計した。
「これは全く前例のないことだ」と、報告書の著者、ベン・ムーアーズ氏は述べた。「この地域の各地における政治的決裂を目にしている」