ロシア政府は、昨年のウクライナからのクリミア併合を確実にするために、ロシアの核部隊に厳戒態勢を取らせる準備ができていたと、3月15日に放送された録画のドキュメンタリー番組でウラジ-ミル・プーチン大統領が語った。
プーチン大統領は、ロシアはウクライナのロシア寄りの大統領、ヴィクトル・ヤヌコヴィチ氏の命を救ったとも述べた。プーチン大統領によると、ヤヌコヴィチ大統領は、キエフで昨年起こった何週間にも渡る暴力的な抗議活動の後で、「革命派」が権力を握ってから、危険にさらされていたという。「そのことは我々に明らかになり、彼を捕えるだけでなく、クーデターを実行した人々にとって望ましくは、彼を物理的に排除する(殺すこと)計画もあったという情報を受け取っている」と、プーチン大統領は述べた。
ロシアの核部隊を厳戒態勢に置く準備はあったのかと尋ねられたときに、プーチン大統領は「我々はそうする準備ができていた」と語った。
広島の松井一實市長は3月16日、プーチン大統領の発言に怒りを表した。
そのプーチン氏の発言は「核兵器の廃絶を求める広島の願いに背く。怒りを感じずにはいられない」と、松井市長は声明で述べた。松井市長は、ロシアに対し、広島と長崎に投下された1945年のアメリカの原子爆弾の被曝者の気持ちを考えるよう、また、核兵器の非人道的な性質を認識するように求めた。
文部科学省は3月17日、最近の調査で、高校の最終学年の生徒たちは英語力が政府の目標に届いておらず、特にスピーキングとライティングに難があったと発表した。関連の調査では、60%近くが英語の勉強が好きではないことがわかった。
この調査は、昨年無作為に選ばれた公立高校約480校で実施され、3年生の生徒の英語のリスニング力、スピーキング力、リーディング力、ライティング力を測定した。どの能力セクションでもほとんどの生徒が英検3級に相当する点数以下で、スピーキングでは87.2%、ライティングでは86.5%、リスニングでは75.9%、リーディングでは75.9%がそうだった。この結果は、高校の卒業生の最低50%が英検2級または準2級の英語力を持てるようにすることを目指すという政府の目標とかけ離れている。
あるインドの新婦は、新郎が簡単な算数の問題を解けなかった後、結婚式を出て行ったと、警察が3月13日に発表した。
新婦は新郎の算数能力を試した。
彼女がたずねた問題は:15+7はいくつ?
彼の回答は:17。
その出来事は3月11日にカンプールの工業街近くのラスラバード村で起こった。
新郎の家族は、新婦を説得して戻ってこさせようとしたが、新婦は拒否した。彼女は新郎が彼女たちを学歴についてだましたと言った。「新郎の家族は彼の学歴の貧弱さについて私たちに知らせなかった」と、新婦の父のモハール・サイさんは語った。「この問題には1年生だって答えられる」。
インドではほとんどの結婚が新郎と新婦の家族によって取り決められる。夫婦はまれにしか結婚式前にお互いを知ることはない。
中国は日本に対し、韓国を交えた3ヵ国会談をいつ開くか判断する前に、安倍晋三首相から第二次世界大戦終戦後70年記念においてこの夏に発せられる声明の内容を見極めたいと伝えたと、外交筋が3月16日に明らかにした。
中国の姿勢は、支援基盤の保守層を疎遠にすることなく、両国関係の最近の緩和を足場としたい安倍首相に困難をもたらしている。
中国政府は日本の指導者たちが「正しい歴史観」を持っていることを確認したがっていると同筋は述べた。
鳩山由紀夫元首相は、日本政府の望みに反してクリミアを訪れ、クリミア半島の主要都市のシンフェロポリで3月11日、首長のセルゲイ・アクショーノフ氏と会談し、日本はロシアに対する制裁を解除すべきだと述べた。
鳩山氏は、日本はウクライナの領土(クリミアのこと)をロシア政府が併合したことに対して課している制裁を解除することで、ロシアとの関係を「正常化」すべきだと語ったと、メディアが報道した。
鳩山氏は、報じられるところによると、日本政府は夢遊状態から覚めて、現実にまともに向き合うべきだとも述べたという。
防衛省は3月12日、アメリカ軍基地の代替飛行場建設のために、沖縄県で沖合のボーリング調査を再開し、最近の選挙でその計画について反対を表明した地元の人々を怒らせた。
「このことはまったく嘆かわしい」と、沖縄県知事の翁長雄志氏は語った。翁長知事は、沖縄県にあるアメリカ海兵隊の普天間飛行場移設のための建設を阻止するという公約で12月に知事になった。
翁長知事は、東京にいる報道陣に対し、基地を阻止するために「可能性のあるあらゆる手段」を使うと述べた。
アメリカの億万長者で慈善家のポール・アレン氏の探索チームは3月13日、沈没した日本の戦艦「武蔵」の難破船とみられる船体の水中ツアーをインターネット上で生中継した。この映像で、この戦艦が70年以上前にフィリピンの中央のシブヤン海に沈んだときに、バラバラに引き裂かれたことが示された。
「武蔵」は、史上最大で最先端の戦艦の一つと言われている。1944年10月24日にアメリカに沈められた。
戦艦の専門家戸高一成氏は、この難破船は「武蔵」に間違いないと思うと述べている。
ブラジル中の50都市以上で、ジルマ・ルセフ大統領の弾劾を求め、政府の汚職を非難するため、数十万人のブラジル人たちが3月15日に平和的に行進を行なった。
推定15,000人がリオデジャネイロにあるコパカバーナの浜辺を、ブラジルの旗を振って行進した。多くの人が公然と、軍事的なクーデターに政府を解散させるように求めた。
「私の国にベネズエラのようになってほしくない。私たちは権威主義の政府はいらない!」とマーロン・アイメスさん(35)は語った。
怪物のようなサイクロンに襲われたバヌアツの遠く離れた諸島に、救助活動者たちは3月17日、必死でたどり着こうとした。国連は、24人の死亡が確認され、南太平洋の列島を通過した嵐のために3,300人が住居を失ったと報告している。
職員たちはサイクロン・パムによる破壊の規模を判断しようと懸命だ。パムは3月14日の早くに、時速270キロの風を伴ってその国を駆け抜けた。ポートヴィラの郊外では橋が倒れ、本島へ車で移動できなくなっている。
ヨーロッパの強国とイランは3月16日の遅くに、イラン政府の核開発プログラムをめぐる対立を終わらせる合意達成に向けて、わずかしか進展しなかった。3月末の起源が近づいている。
イギリスのフィリップ・ハモンド外相は「われわれはなお進展を続けているが、そこに到達しようとするのなら、まだ道のりは長い」と、ブリュッセルで開かれたヨーロッパの他の国々の指導者との会談の後で述べた。
この会談は、イランの核開発プログラムを少なくとも10年間凍結できる可能性のある15ヵ月にわたる交渉プロセスの一部だった。
裕福なアメリカの家庭出身の富豪は、3月15日に収録された彼の人生についてのドキュメンタリーのフィナーレを前に逮捕され、3月16日、15年前の殺人の嫌疑に向き合うためにロサンゼルスに戻ることに同意した。
ロバート・ダースト容疑者(71)は、近所の住人の殺人については嫌疑が晴れているが、彼の元広報担当者と妻の死に関して長い間疑われていた。
ダースト容疑者は、テレビ局HBOの彼の人生についてのドキュメンタリーの収録を受けていて、トイレへ行き、マイクがまだついていることに気が付かずに「一体私が何をしたかって? 彼女たちはみんな殺したよ、もちろんね」とつぶやいた。
男性は女性よりもナルシスト傾向が強いと、アメリカの研究が3月5日に発表した。この研究では475,000人以上のデータを30年間分析している。ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究者たちは、335本以上の雑誌の記事、論文、原稿、技術マニュアルを調べた。
「ナルシシズムは、長期的に健全な関係を維持できないことや、倫理に反する行動、攻撃的な態度などさまざまな対人関係の不全と関連がある」と、主筆研究者で、ニューヨーク州立大学バッファロー校の准教授、エミリー・グリジャルバ氏は語った。
木星の衛星「ガニメデ」を覆う氷の表面の下に海があることを科学者らが確認したと、NASAが3月12日に発表した。この発見は太陽系で最も大きな衛星についての謎を解明する。NASAの宇宙船ガリレオは以前、1995年から2003年にかけて、木星とその衛星を探索中に、ガニメデには地下に海があるというヒントを与えていた。科学者らは、その海は深さ100キロと推定している。「太陽系の中で生命が存在でき、水が豊富な環境の発見に向けたさらなる一歩だ」と天文学研究大学連合の天文学者、ハイディ・ハンメル氏は述べた。
春が訪れ、来たるマラソンに向けたトレーニングを開始するなかで、男性と女性は生まれながらに耐久レースを走る上で異なる条件を持っていることが調査で示された。科学誌『スポーツ運動医科学』に掲載された研究で、14回のマラソンで走者を調査した科学者らは、42キロレースに挑んだ女性は男性よりもペースが一定だったことを発見した。しかし、このことが反映しているのは生来の性質か、育ち方か、それともその両方かどうかは議論の余地がある。1つの説明では、男性は生まれながらに競争心が強くてリスクをいとわず、より激しく走って、劇的に減速するのだという。
日本の研究者らは、尿の臭いを察知することでがん患者を特定することのできる長さ約1ミリの線虫を使った経済的ながん検知の方法を発表した。九州大学の広津崇亮准教授をはじめとする研究者らは、このがんのスクリーニング検査は、1回につき最低100円、最大でも数百円しかかからず、結果は90分でわかると述べている。研究者らは、この方法により、従来の検査を使ってでは見つけられない早期のがんの検知が可能になり、人々がスクリーニング検査を受けて、がん治療を早く開始できるよう促すだろうと話している。
ペニスの「平均的な」サイズとは?
この長く続く疑問に今、科学的な答えが出された。世界中の15,000以上の附属器官(男性器のこと)の分析によると、勃起時の長さは13.12センチ、周囲は11.66センチだという。柔らかい状態では、平均的な男性のペニスは長さ9.16センチ、周囲9.31センチだと、この研究でわかった。
この数値は、「大多数の男性に彼らのペニスのサイズが標準的な範囲にあることを再確認させる」のに役立つだろうと、専門家によって被験者が彼らの男性器を計測された研究でデータをまとめたイギリスの研究者は語った。
アメリカの青少年と若者の自殺率は、過去10年間、都市部と比べ地方部で2倍高かったと、3月9日に研究者らが発表した。米国医師会雑誌の『ペディアトリクス』に掲載されたこの発見は、1996年から2010年までの自殺率を分析し、その差異が広がっているように思われることがわかった。人口の少ない地方で自殺がよく見られるようになり、都市部では頻度が下がってきているという。
この研究は、銃が手段として一般的でなくなってきており、首吊りが男性でも女性でも増加していることも示唆している。
フロリダのコースでゴルフをしていた人々は、その獣が芝生の端で寝そべっている様子が、フェイスブックで急速に拡大した画像の中に写真で収められた後で、巨大なワニのまわりを注意してパットした。
フロリダの西海岸のエングルウッドにあるミャッカ・パインズ・ゴルフクラブで、女性トーナメントが予定通りに行なわれるなか、体長4メートルと推定されるそのワニは約100人の参加者に丸見えのところで一休みしていたと、ゴルフクラブのゼネラルマネージャー、ミッキー・ザダさんは述べた。
ワニがこのコースに現れたのは初めてではない。4.5メートルあった「ビッグ・ジョージ」というニックネームのワニは死ぬまでに何年もうろついていたと、ザダさんは語った。
このコースではほぼ日常的にワニが目撃されているにもかかわらず、ひとつには動物に餌をやることを厳しく禁止する方針のおかげで、ゴルフクラブの37年間で人を襲ったワニはいないと、ザダさんは述べた。人間とワニの危険な衝突は人々がワニに餌を与えることに起因していると、フロリダの野生動物担当職員は話している。
この新しいワニはまだニックネームがついていないが、すぐに変わりそうだとザダさんは言う。「バイラル(ネットで広まる」の意)と名付けるかもしれません」と述べた。