死者を出した立てこもり事件の現場となったシドニーのカフェが3月20日に再開した。
リンツ・カフェの再オープンは、銃を持ったイラン生まれの男性モニス容疑者が店内で18人を人質に取り、「イスラム国」の旗を自分の元へ届けることなどを含む一連の要求をしてから3カ月後となった。
こう着状態は、警察がカフェを急襲し、モニス容疑者を殺害して終わった。2人の人質も死亡した。
立てこもり事件で無事助かったこのカフェの従業員のジョエル・ヘラットさんは、ドアが開いたとき、いつも着けているリンツのエプロンを着て、カウンターの後ろにいた。「ここにいて、リンツと、一緒に働いている人たちをサポートすることは私にとってとても重要なことです」と、ヘラットさんは、オーストラリア放送協会に対して語った。
「ここでこの人たちと一緒に働けることは、立ち直るための過程でとても役に立ちます」。