インド公式記録簿によると、兄と姉の悲劇的な死の後で、生まれたときからアーチェリーの王者となるべく育てられたインドの2歳の女児が3月24日に新たな国内記録を達成したという。
ドリー・シバニ・チェルクリさんは、国際的な弓の射手で指導者でもあった兄が2010年に交通事故で亡くなった後、代理出産で生まれた。彼女の両親の最初の子どもだった女児は2004年に亡くなっている。
インド公式記録簿のビスワループ・ロイ・チョードリ氏によると、ドリーさんは3月24日、5メートルと7メートルの距離で200ポイント以上を得点した最年少のインド人となったという。
「彼女はこの国でその功績を達成した最年少者になった」とチャウドハリー氏は、この成功記録への挑戦がなされた南部のアンドラプラデシュ州からAFP通信に電話で伝えた。
ドリーさんの両親は、ドリーさんが初めてこのスポーツ(アーチェリーのこと)を学んでいるときに確実に矢を持てるように、ドリーさんのために特別に炭で矢を作らせたと語った。
インドはアーチェリーの成功に関して強力な記録を有している。