アメリカの元国務長官でビル・クリントン元大統領の妻であるヒラリー・クリントン氏は4月12日、2016年の大統領選挙に立候補すると述べ、アメリカ初の女性リーダーになるべく2度目の挑戦をする。
「私は大統領に立候補する」とクリントン氏は選挙のための自身のウェブサイトに投稿されたインターネット上のビデオメッセージで述べた。「普通のアメリカ人は擁護者を必要としている。私はその擁護者になりたい」と彼女は語った。
クリントン氏(67)は、競争相手となりうるほかの人たちよりも注目度がずっと高く、民主党の推薦候補として最有力と見られている。
クリントン氏は、2008年の民主党予備選で当時上院議員だったバラク・オバマ氏に敗北した。オバマ氏は2009年の就任式の後に、イリノイ州の弁護士出身の政治家であるクリントン氏を国務長官に指名した。クリントン氏は、オバマ大統領の第1任期中にアメリカの外交政策としてアジアに重点を置くようになり、2013年にアメリカトップの外交官の地位を降りるまでに110カ国以上を訪問した。
クリントン氏は、1975年にビル・クリントン氏と結婚し、1993年から2001年までファーストレディーだった。2000年にニューヨーク州から上院議員に選ばれた。
共和党では、上院議員のテッド・クルーズ氏とランド・ポール氏が同党の推薦候補への立候補をすでに発表している。
アップルは4月10日、新製品「アップルウォッチ」の4月24日の発売を前に、日本のアップルストアで試着と予約ができるようにした。
東京都渋谷区にあるソフトバンクモバイルの店舗では、約30人の人々が朝の開店前に列を作り、アップルが経営する東京と札幌、福岡の店舗でも見込み客に新製品を公開した。「重くなくて、操作性と使い勝手が良かったです」と埼玉県の鎌田太一さん(45)はそのスマートウォッチ(アップルウォッチのこと)を試着した後で話した。
アップルウォッチはiPhoneの5以降のバージョンと連動して、通話やEメールの送受信ができる。
希望小売価格は、スポーツモデルが42,800円から、標準モデルは66,800円からとなっている。
第2次世界大戦の暗号解読者でコンピュータ科学の先駆者、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の中で俳優ベネディクト・カンバーバッチによって演じられたアラン・チューリングさんのものである56ページの手書きのノートが、4月13日にニューヨークでの競売で100万ドル(1億2000万円)以上で売却された。
イギリスの天才数学者チューリングさんは、戦時中の暗号エニグマを解読した暗号解読者たちのチームを率いた。彼らの働きは、戦争の早期終結をもたらし、何百万人もの命を救った功績を認められている。
これまで一般では公開されなかったそのノートは、現存する唯一のチューリングさんの手書きの文書と考えられている。ノートの日付は1942年に遡り、友人のロビン・ギャンディさんに残された。チューリングさんは、数学の公式と、コンピュータ科学の基礎に取り組んでいた。彼の聡明な知能の働きがうかがえる。
販売収益の一部は慈善活動に使われる。
北海道と大分県の知事が4月12日にそれぞれ4期目を勝ち取り、4年ごとの統一地方選挙の前半戦で自民公明連立与党に勝利を与えた。
北海道の高橋はるみ知事(61)と、大分県の広瀬勝貞知事(72)は、いずれも無所属で立候補した。現職知事が10道県知事選すべてで当選し、全員連立与党の推薦を受けていた。
今回の選挙での投票率は記録的に低い47.14%で、2003年に記録された前回の最低記録52.63%を更新した。
日銀は4月13日に国内9地域中3地域の景気判断を引き上げ、昨年4月の消費税増税の悪影響が弱まる中で国内の経済は全体的に緩やかに回復していると述べた。
日銀は、北陸、東海、近畿で地方経済についての評価を、生産と雇用の改善を理由に、前回の1月の評価から引き上げた。
日銀の職員は、雇用と収入状況は「着実に改善し」続けていると述べた。
環状線JR山手線と東京の中心部を平行して走る路線は4月12日、架線を支える金属の支柱が首都の主要な動脈(山手線のこと)の線路付近に倒れているのが見つかった後で、9時間以上不通となった。
山手線は全線で運転を見合わせ、京浜東北線は一部で運転を一時中止されたが、徐々に再開した。
運行会社によると、この混乱で、2路線が運転を中止した後、約41万人に影響が出たという。
宮崎県産の有名なマンゴー2玉が宮崎県の県庁所在都市(宮崎市のこと)の卸売市場で4月13日に30万円で落札され、昨年の最高額に並んだ。
マンゴー「太陽のタマゴ」は、重さと糖度を含む厳しい基準の下で選ばれている。重さは350グラムを超えていなければならない。
4月13日に競りにかけられた2玉入り157ケースのうち、最も高値がついた2玉は、九州最大の都市福岡市のデパートで販売される予定だ。
中国は南部の深圳市の住民が隣接する香港へ訪問できる数を制限すると、国営メディアが4月13日に伝えた。対立につながっている本国の訪問者による元イギリスの植民地(香港のこと)への流入を緩和するためだ。
中国当局は、住民の香港への訪問をこれまで許可されていた一日あたり無制限の入境数ではなく、週1回に規制し、この規制はすぐに発効すると、中国の国営通信社新華社が報じた。
香港住民の多くは、本国からの旅行者の増加に不満を抱えている。
フランスの極右政党「国民戦線」の創設者ジャンマリ・ルペン氏は4月13日、地方選挙に立つ権利を求めないと述べ、娘で同党の現党首マリ・ルペン氏との対立の悪化を少し緩和させた。
この86歳の人(ジャンマリ・ルペン氏のこと)は4月2日に、ナチスのガス室は第2次世界大戦における「ささいなこと」だと語っていた。これは彼が以前にも表明したことのある見解だ。
しかし、4月13日に立候補しないと述べた後、インタビューで彼は娘に「失望」し、政治は辞めないと語った。
ロンドンの宝石店街で強盗を遂行した複数の「大胆な」犯人を捉えた監視カメラの映像が4月12日、『デイリー・ミラー』紙にて公開された。この事件はイギリス中をとりこにし、警察を守勢に立たせた。
この映像には、4月3日からの復活祭の週末にかけて、ハットンガーデン貸金庫の施設に繰り返し出入りしていた複数の男の様子が映っていた。
ロンドン警察は、施設の警報が4月3日に鳴ったが、誰も確認に派遣されなかったことを認めた。
リビアの首都にあるモロッコ大使館のゲートで4月13日に爆弾が爆発し、いくらか損傷があったものの、だれも負傷しなかったと、警備職員が述べた。ほんの数時間前には、トリポリで韓国の特命大使が銃を持った男に襲撃されていた。
「イスラム国」への忠誠を誓う武装組織は、両方の攻撃は自分たちによるものだとツイッターで発表している。リビアでの外国人や大使館、油田に対する最新の攻撃だった。
前日に、トリポリにある韓国大使館で銃を持った男が発砲し、現地の警備員2人を殺害、第三者1人を負傷させた。
4月8日に発表された研究によると、背の低い人々は動脈血栓のより大きな生涯リスクに直面しているという。
この研究は、(この病気を発症する)より高いリスクが主に、背の高低に影響する遺伝子の型に起因し、貧困や栄養不足などの潜在的な交絡因子に起因するわけではないことを初めて示した。この研究は、『ニューイングランド医学ジャーナル』誌に掲載された。研究者らは、冠動脈性心臓病にかかっている人とかかっていない人を合わせて20万人近くのデータベースにおける180種類の異なる遺伝的変異を調べた。彼らは、身長6.3センチごとに、冠状動脈性心臓病の発症リスクが13.5%変化することを発見した。
最近の研究によると、より豊かでより良い教育を受けた両親の子どもは、脳がより大きく、認知能力が優れているという。この差は、言語や読解力、記憶や意思決定などの実行機能、空間能力をつかさどる脳の各部位で最も顕著だった。この影響は、「こうした子どもたちの脳がどう機能するかに関して重要なことだ」と、研究の共著者である南カリフォルニア大学のエリザベス・ソーウェル氏は述べた。
この研究は、学校給食の改善ややる気を起こさせる指導法など、解決策は手の届く範囲にあることを強調した。
米国の10代の出産率が減少し続けていると、保健当局が4月7日に発表した。米疾病対策センターによると、2013年には273,000人の赤ちゃんが15〜19歳の母親のもとに生まれた。データが入手可能な最も最近の年である2013年における10代の出産率は、10代の1,000人当たり26.5件だった。これは、1991年の半分以下で、当時、出産率は10代の1,000人当たり61.8件だった。調査対象となった性的に活発な10代の90%近くが、前回のセックスで避妊をしたと回答した。避妊の最も一般的な形態は、コンドームと経口避妊薬だった。
オーストリアは4月10日、カフェ文化で名高い同国での長年の論争を経て、2018年からカフェやレストランでの喫煙を禁止することをついに決定した。「我々はついに、非喫煙者を保護することにおいて欧州の一員になった」とザビーネ・オーバーハウザー保健相は述べた。
2009年に制定された法律によってオーストリアでは公共の場所で喫煙が禁止されているが、レストランとカフェは除外されており、政府はこの法律の施行が十分とは言えないことを認めた。
オーストリアは欧州西部のなかでたばこが最も安く、際立っている。EUの平均(喫煙率)28%に対し、人口の3分の1が喫煙者である。
海の酸性化が、約2億5000万年前の地球における最大の大量絶滅の主な原因だったと、科学者らが4月9日に発表した。地球の海のこの変化は、火山活動の多発によってもたらされ、海の生き物の90%以上と陸上動物の3分の2を絶滅させたと、この研究の著者らは『サイエンス』誌で述べた。海は火山の噴火で発生した大量の二酸化炭素を吸収し、海の酸性度を高め、脆弱な生命体にとって住みづらい場所にした。当時、海は現在と同じような速度で炭素を吸収していたが、これが1万年にわたって続いた。
温度が上昇した海は、コダラ・チップスなどの英国の伝統的な人気料理を終わらせるかもしれないと、研究者らが4月13日に発表した。エクセター大学の科学者らの研究によると、北海の水温が今後50年で1.8℃上昇すると予想され、それにともなってコダラ、プレイス、レモンソールの数が減少すると見られる。大西洋の一部である北海は、過去40年において、世界の平均に比べて4倍の速度で水温が上昇した。「冷水性の種が締め出され、温水性の魚に取って代わられる可能性が高いことを我々のモデルは予測している」と、論文の著者で海洋生物学と世界の変動が専門のスティーブ・シンプソン氏は述べた。
STが、シンガポールの若者としての私にリー・クアンユー氏がどんな意味を持つのかについて書いてはどうかと提案をくれたとき、私は喜んで同意した。
3月23日にリーさんが亡くなってから1週間が経った今、私はキーボードを叩きながら涙目になっている。その週は、私たちの国が国民一体として嘆き悲しみ、シンガポールは暗い1週間となった。
このような悲しみと悔やまれる思い、喪失感の入り交ざった気持ちをこんなに深く感じるとは思ったことがなかった。シンガポールを建国した首相であるリーさんには会ったことがない。集会での威勢のいい演説をしているところは、テレビでは見たことがあるが、その場にいたことはない。こんな小さな島が生き残るのは不可能に思えた頃にリーさんにリーダーシップを見出していた年上の世代には、私は属していない。
私は1980年代に安全で安定したシンガポールで育った。私たちは、我が国の歴史を教科書や、博物館の訪問、年配の人々の話から学んだ。私たちは、リーさんがシンガポールの変遷において重要な役割を果たした中心人物と考えていた。
その途中で、私たちは彼についての別の見方を耳にするようになった。私は気づけば、彼の政策とそのいくつかを取り巻く議論について考えていた。仲間の多くが、すでに伝説的になっていたその指導者に批判的になっていった。
しかし、私たちは気づけば、激動の時代にリーさんと共に闘ってきた我々の先人たちと並んで立っていた。リーさんが安置される際に敬意を表するために、私たちは仕事を休み、あるいは、夜中や暑い太陽の下で最大10時間も並んだ。この1週間、私たちは歴史を味わい、リーさんについてこれまで知っていたことよりももっと多くを学んだ。
私たちはシンガポールの高齢者から、リーさんが彼らにより良い生活を与えると約束し、それらの約束をどれだけ果たしてきたかを聞かされた。普段は顔色を変えないシンガポール人たちが感謝の気持ちを表現しながら泣き崩れるのを見て、心を打たれた。私たちは、自分たちがどれだけのことを当たり前のように思っていたかを認識した。リーさんの見解のいくつかに反対する人もいるかもしれないが、シンガポールに対するリーさんの献身と貢献を誰も否定することはできない。
私たちは自分自身についても知った。シンガポールをシンガポールとしているものの多くと、私たちをシンガポール人としているものの多く―3つだけ挙げれば、多民族、二言語使用、能力主義の信奉―は、リーさんが私たちの祖国に対して持っていた展望にたどることができる。
シンガポール人は表現が上手なことでは知られていない。しかし、私たちは自分たちの一体感と、その遺産が私たちの周り、そして、私たちの中に生きづく彼への感謝の表明に驚いた。というのも、私たちはどんな国民になれるかを彼が示したのだから。
だから、最後のお別れを言うために、リーさんの葬列が国葬まで15.4キロの道のりを行く間、私たちは通りに並び、豪雨でずぶ濡れになった。
ありがとう、リーさん。ちょうどあなたがそうしたように、私たちがシンガポールのために最善を尽くし、もっと多くの努力をしますので、頼りにしてください。
4月13日、ロサンゼルス行きのアラスカ航空の旅客機は、伝えられるところによると作業員が居眠りして機内の貨物室に閉じ込められた後、シアトルまで引き返さざるを得なかった。
4月13日の午後、448便が離陸した直後、床下からドンドンたたく音をパイロットが聞いたと、この航空会社はニュースリリースで述べた。機長は即座にシアトル・タコマ国際空港に引き返し、優先的な着陸のための緊急事態を宣言した。
この旅客機が着陸した後、空港の地上作業員が前方の貨物室から出てきた。アラスカ航空によると、この貨物室は気圧・温度が管理されているという。
「脱出するやいなや、彼は当局に対し、居眠りしていたと話した」と同航空会社は述べた。メンジーズ・アビエーションの従業員であるこの作業員は、飛行機から降り、大丈夫そうに見えたが、念のため病院に搬送された。アラスカ航空は、この事件をまだ調査しているところだと述べた。この航空機は、14分間飛行していた。
乗客のマーティ・コリンズさんは、作業員がドンドンたたいたり騒いだりするのが聞こえなかったと話した。「そのような音を機内で聞いた人がいないし、どうして引き返しているのか知る人もいなかった」とコリンズさんは話した。乗客はこの状況について後から知らされた。