国連難民機関は、リビア沖での難破で800人の移民が亡くなったことを、その惨事で生き残った人々と話した後で、4月19日に確認した。
「800人が死亡したと言える」と、国連難民高等弁務官事務所の広報担当官、キャルロッタ・サミ氏が4月21日にイタリアで発表した。
その国連機関と、国際移住機構の代表者たちは、生き残った27人の大多数に聞き取りをしたと述べた。聞き取りを受けた人々は、ポルトガルの移民を乗せていたトロール漁船が、ポルトガルの商船が彼らの漁船に近づいて混乱を引き起こした後で、転覆した瞬間を描写した。
「10〜12歳の子どもを含む800人を少し超える人々が乗船していた。シリア人、エリトリア人150人、ソマリア人…。彼らはトリポリを土曜日(4月18日)の朝8時に出発していた」とサミさんは話した。
生存者にはマリ、ガンビア、セネガル、ソマリア、エリトリア、バングラデシュから来た人々もいたと、サミさんは付け加えた。
一方、イタリアの警察は、生存者のうち、チュニジア人の男1人と、シリア人の男1人を、今回の死者の出た航海を組織したと思われる不法移民に手を貸す集団のメンバーだった疑いがあるとして逮捕したと発表した。