中国は、授乳育児の少なさに取り組む試みとして、乳児用の粉ミルクの広告を禁止することを検討していると、国営の新華社通信が4月20日に報じた。この草案は、部分的、あるいは完全に母乳の代わりとなることを主張する乳製品、飲料、その他の食品に関するマスメディアや公共の場での広告を禁止するというもの。中国では赤ちゃんの3分の1未満が母乳育児で育てられ、世界的な保健機関が生後6カ月未満の赤ちゃんについては母乳育児を推奨しているにもかかわらず、この数は減少しつつある。また、コンサルティング会社のユーロモニターによると、中国の乳児用粉ミルク市場は2017年には300億ドル(3兆6,000億円)以上に成長すると見込まれている。