死者を出すほどの地震がネパールを襲った後、最大で800万人の人々が日常生活を奪われたと国連が発表し、緊急に救援物資が必要だと加えた。
「最初の推定によると、また、最新の震度分布図を基にすると、39地域で800万人の人々が影響を受け、そのうち200万人以上の人々が深刻な被害を受けた11地域に住んでいる」と、国連常駐調整官事務所の最新の報告に書かれている。
4月25日のちょうど正午前にマグニチュード7.8の地震が襲い、首都カトマンズの建物を倒壊させ、近郊の村の土とレンガでできた家屋をぺしゃんこにした。4,400人以上が死亡し、少なくとも8,000人が負傷した。
ユニセフは、地震後、食料供給と清潔な飲料水が徐々に減っていると述べている。この地震は80年以上の間にヒマラヤ地域を襲った中で最悪の地震だった。
救援物資はカトマンズに空輸されているが、荷物を下ろす人員がほとんどおらず、空港からその救援物資を運び出すのに問題が発生している。情報伝達が断続的で、地滑りで道路は塞がれ、需要が高いと思われる山間地域に救援物資を届けることが困難になっている。
レゴでいっぱいの屋内型遊園地が4月23日に大阪にオープンし、これはデンマークのおもちゃメーカー、レゴ・グループの日本で2番目の施設となる。同社は2012年に東京に同様のテーマパークをオープンしている。
その西日本の都市(大阪のこと)の港区にある商業施設天保山マーケットプレイスに位置する3,400平方メートルの「レゴランド・ディスカバリー・センター大阪」は、子ども連れの家族をファンタジーの世界へと誘う準備をして待っている。
マーリン・エンターテイメンツPLCが運営するその施設は、風や雨に似た感覚上の効果がついている3D映画館など、さまざまなアトラクションを特徴とする。
この施設では、レゴのブロック教室を提供したり、大阪城や通天閣などの大阪の有名な建物を合計約100万個のレゴのブロックで作ったミニチュアモデルを展示したりもする。
鈴木イチロー選手は、4月25日のワシントン・ナショナルズにマイアミ・マーリンズが8-0で勝った試合中に通算記録を持っている日本人の王貞治氏の最高通算得点を破った。
鈴木選手は8回2死からライトにヒットを放ち、その後ヘチャバリアの3点本塁打でホームを踏んだ。
プロ24年目でその前日に王氏の記録と並んだその41歳の人(鈴木選手のこと)は、メジャーリーグで1,310得点目を上げ、これで日本とメジャーリーグでは1,968得点目となり、王氏の1,967得点を超えた。
「王さんの記録を超えられたことは名誉あることですが、王さんが試合をしていた頃は130試合しかなかったので、僕と比較できるとは思いません。王さんの記録は僕よりももっとすごいです」と鈴木選手は語った。
メジャーリーグの通算記録は、殿堂入りしたリッキー・ヘンダーソン選手の2,295得点だ。
日本とアメリカは4月27日、新しい防衛協力指針を発表した。中国の軍事力が増大し、核武装した北朝鮮に関する懸念が高まる中で、さらに力強い国際的役割を果たしたいという日本の意向を反映している。
1997年以降初めての指針の変更は、軍事的に世界規模での協力ができるようにするもので、弾道ミサイルとサイバー空間および宇宙における攻撃に対する防衛から海上保安にまで及んでいる。
与党の自民党は、4月初めの統一地方選挙の第一波での成功に基づいて進めることができず、4月26日の注目された5つの首長選で自民党が支持した候補者3人が敗北した。
自民党の候補を野党が推薦する対立候補者と対抗させた5つの戦いは、4年に1度の統一地方選挙の2回戦の一部として行なわれ、この選挙は投票率が記録的に低かった。
ある男が4月25日に福井県で、申し立てによると安倍晋三首相の官邸の屋上で最近見つかったドローンを飛ばしたという疑いで逮捕されたと、捜査当局が発表した。
小浜市の山本泰雄容疑者(40)は、4月24日に福井県警に出頭し、政府の原子力政策に抗議するため、首相官邸の屋上にドローンを着地させたと話した。
山本容疑者は、ドローンのコントローラーと思われるものと砂を持ってきたと関係筋は述べた。
千葉県船橋市の10代の女性を誘拐して監禁した疑いで、2人の男と2人の未成年者が逮捕されたと、警察が4月24日に発表した。
捜査当局は、野口愛永さん(18)と思われる遺体を成田空港近くの芝山町の畑で発見した。一人または複数の容疑者の供述を基に、その地域を捜索していた。
野口さんは4月19日から行方不明になっていた。
容疑者らが取り調べを受けた際、2人の男のうちの1人、井出裕輝容疑者(20)が容疑者として浮かんだと、捜査当局は述べた。
世界中で何万人ものアルメニア系の人々が4月24日、150万人のアルメニア人が犠牲となったオスマントルコによる集団虐殺から100年を記して追悼した。
年に1度の追悼式典は、大量殺りくが始まった日を節目としている。オスマンの当局者らが、キリスト系アルメニア人がロシア側につくのではないかと懸念し、1915年に始まったこの殺りくと国外追放、強制行進で推定150万人が亡くなった。
自由の女神像は4月24日、爆破予告を受けて用心のために待避措置が取られ、何百人もの観光客がニューヨークの島からまとめて待避を余儀なくされた。
その日の午前中遅くに脅迫の電話をかけてきた人物は、「自由の女神像を爆破する」と話したと、国立公園局は述べている。
連邦警察は捜査を行ない、像の基礎部分のロッカー付近で「不審な部分」を発見したと、その機関は述べた。警察はそこで、避難措置を決定した。
東南アジア諸国の首脳らは4月28日、南シナ海の係争中の領域における中国の埋め立て活動に関して「深刻な懸念」を表明した。埋め立てはこの地域の平和と安全保障、安定を損ないうると首脳らは述べた。
この立場は、ASEAN加盟10ヵ国の年1度の首脳会談をマレーシアで開催した1日後に、マレーシアから「議長声明」という形で出された。
これは、中国に対して強い態度を取るフィリピンとベトナムによる運動への士気を高めるものである。
300人以上が死亡した昨年の事故に責任がある韓国のフェリーの船長は4月28日、船長に殺人罪を言い渡した控訴裁判所からさらに重い無期懲役の判決を言い渡された。
地方裁判所は11月にイ・ジュンソク船長に対し、過失と困窮した乗客を見捨てた罪で懲役36年を言い渡したが、殺人罪には適用しなかった。犠牲者の親類が当時のその判決を非難し、それはあまりにも甘過ぎると言っていた。
高齢のネコは、鍵をチャリチャリ鳴らす音やアルミ箔をクシャクシャさせる音、金属のスプーンで皿を叩く音など、特定の大きな甲高い音を聞くと発作を起こす恐れがあると、研究者らが4月27日に述べた。コンピュータのキーボードを叩く音や釘を打つ音、舌打ちをする音のような日常的な音でさえ、主に10歳を超えるネコに急性の発作を起こさせる可能性があると、『ジャーナル・オブ・フィーライン・メディシン・アンド・サージェリー』誌に掲載された報告書は述べた。「発作が始まる平均年齢は15歳で、ネコの年齢の範囲は10歳から19歳だった」と、その研究は述べており、バーマン種のネコが特にこの発作を起こしやすい傾向があったと加えている。
妊娠しているときに肥満の女性は、子どもに小児糖尿病のリスクを与える可能性があると、スウェーデンの研究者らが4月28日に発表した。
1992年から2004年にスウェーデンで生まれた120万人の子どもを数年間観察した研究は、妊娠3ヵ月間に肥満で、しかし自分は糖尿病ではない母親の子どもは、糖尿病のリスクが33%高いことを発見した。
やはり、自らが糖尿病の両親の子どもはリスクが最も高いと、この研究は発見した。母親が糖尿病であるのに加えて肥満であっても、子どものリスクがそれによって高まることはなかった。
何百万人もの米国の大学教員が、どの若手科学者を採用しようかと、学術的経歴、面接のパフォーマンスなどの情報に基づいて評価した際、同等の資質を持った男性に比べて2対1の割合で女性を好意的に評価したと、科学者らは4月20日に発表した.「どの要素 ― 職業的なものに加え、性別や子どもの有無など ― が雇用の可能性に影響を与えるかを調べるために、「求職者」はでっちあげられた(調査用の人物で、本物の求職者ではないという意味)。これは、学界で女性が不足していることを説明するための取り組みの一環でもあった。女性へのひいきは、「全く予想していなかった」と、研究論文の著者でカーネル大学のウェンディ・ウィリアムズ氏は述べた。
ワシントンの国立動物園は、初めて中国からパンダの冷凍精子を受け取り、この春、ジャイアントパンダの「メイシャン」を妊娠させたいと願っている。
スミソニアン保全生物学研究所のケイトリン・ブレル氏は、中国南西部の碧峰峡ジャイアントパンダ保護基地で保存されていた精子を持って、4月19日に米国の首都に帰国した。この精子は、「フイフイ」という名前の中国の9歳のジャイアントパンダのもので、このパンダにはまだ子どもはいないと、同国立動物園は述べた。よく知られているように、飼育下のパンダが妊娠することは難しいが、同動物園は、「メイシャン」が発情期に入ったときに受精させたいと考えている。
人々にロボットの運転手と相乗りする用意があれば、車で混雑した都市は過去のものになる可能性があると、交通の専門家は述べる。「タクシーボット(taxibot)」を幅広く活用すれば、一日あたりの移動を行なうのに必要な車の数を90%削減できると、パリに本部を置く経済協力開発機構(OECD)が4月23日に発表した研究は提案した。研究者らは、リスボンとポルトガルのデータを用いて、こうした自動走行する共用のタクシーが交通にどのような影響を与えるかをシミュレーションした。1回の移動で1人の乗客しか乗らず、補足的な交通輸送を用いなくても、車の数は77%減少した。
大昔に絶滅したステゴサウルスの背中に並ぶ皮骨板の形は、この恐竜が雄か雌かによって異なっていた可能性があると、研究者らが4月22日に発表した。ステゴサウルスは、2列の皮骨板を持つ、のっそりと歩き、草食性の恐竜だった。約1億5000万年前に地球をうろついていた。雄の皮骨板のほうが丸く、雌の皮骨板のほうが縦に長かった可能性が高いと、『プロス・ワン』誌に掲載された研究は発表した。
「これらのステゴサウルスは、恐竜の種における性的二形成について初めての現実的に説得力のある証拠を示しているように思われる」と、(研究論文の)主執筆者であるブリストル大学のエバン・サイッタ氏は述べた。
中国当局は、一部の農村地域での葬儀で人気になったストリップショーやその他のわいせつなショーを取り締まるキャンペーンを開始すると、文化省が4月23日に発表した。
同省は声明で、農村部の文化に対する管理を厳しくすると述べた。農村部では、文化的なイベントが全体的に不足しているため、下品なパフォーマンスが栄えている。
葬儀でのこうした性的なパフォーマンスは、比較的新しい現象だ。農村部の人々の多くは、葬儀での多くの参列者は死者に対する敬意の表れだと考えており、こうしたショーは、より多くの人々を集め、一家の豊かさを示すために用いられる。
伝統的なオペラのパフォーマンスはかつて葬儀で人気で、その後、映画の上映が続いた。
ここ数カ月、葬儀のために農村部の家に戻った人々は、わいせつなショーについてソーシャルメディアで不平を漏らしており、葬送歌を演奏するために雇われた一座が突然曲を変え、服を脱ぎ始めたと述べている。