ワシントンの国立動物園は、初めて中国からパンダの冷凍精子を受け取り、この春、ジャイアントパンダの「メイシャン」を妊娠させたいと願っている。
スミソニアン保全生物学研究所のケイトリン・ブレル氏は、中国南西部の碧峰峡ジャイアントパンダ保護基地で保存されていた精子を持って、4月19日に米国の首都に帰国した。この精子は、「フイフイ」という名前の中国の9歳のジャイアントパンダのもので、このパンダにはまだ子どもはいないと、同国立動物園は述べた。よく知られているように、飼育下のパンダが妊娠することは難しいが、同動物園は、「メイシャン」が発情期に入ったときに受精させたいと考えている。