中国の習近平国家主席は5月4日、台湾の与党・国民党の主席に、お互いの政治的な違いを解消するための「対等な」対話を申し出た。しかし、台湾が中国の一部であるということを認めればという条件付きで、この概念は台湾の多くの人々がためらいを感じるものだ。
習国家主席は、中国を支配する共産党の首脳として、国民党の議長の朱立倫主席に北京の人民大会堂で会談し、古くからの政治的な敵同士のリーダーが面会するのは6年ぶりだったと、中国の新華社通信は伝えた。
国民党は共産党との紛争の末期の1949年に台湾へ逃れることを余儀なくされ、この争いは公式な終戦を迎えていない。