あるフランスの会社は、死別した愛する人を近くに感じられるようにするための新奇な方法を考えだした:においを香水に詰めるのだ。愛する人の死を乗り越えることに苦しむ多くの人々のように、カティア・アパラテギさんの母親は亡くなった夫のピローケースをつかんで離さなかった。夫の貴重なにおいをとっておくためだ。そのことが、個人のそれぞれのにおいを収集して保存する方法をアパラテギさんに考えつかせた。「我々は葬儀場へ行き、ご遺族から提供された物から抽出された亡くなった方のにおいの小瓶を入れた小箱を家族にお届けする」とアパラテギさんは述べた。その香水は560ユーロ(7万円)程度で販売される予定だと、彼女は言い添えた。