英国のデービッド・キャメロン首相は5月11日、ほぼ20年ぶりに国会で保守党に完全勝利をもたらした選挙戦での予想外の勝利の後、新しい内閣を発表した。
キャメロン首相は、首脳陣は継続することを強調し、ほとんどの最高役職は変化のないままだった。
EUに反対する英国独立党がその党首、ナイジェル・ファラージ氏の辞任を拒否し、新しい国会議員らが初めて国会に加わる中、英国の選挙後の風景におけるその他の部分は、しかるべき所に収まった。新人には、独立派のスコットランド国民党(SNP)の56人から成る国会議員の集団のうちの53人の初の国会議員が含まれ、そのうちの一人に、1667年以来、英国で最年少の国会議員、マリ・ブラック氏(20)がいる。
ジョージ・オズボーン氏は財務大臣に再任され、テレサ・メイ氏を内務大臣、フィリップ・ハモンド氏を外務大臣とし、デービッド・キャメロン首相は保守党政権の初の内閣に自分の判を押した。ロンドンのボリス・ジョンソン市長は、市長職にあと1年の任期が残っているが、内閣の役職は与えられなかった。
5月7日の選挙で、保守党員は庶民院(下院)の650議席のうち331議席を獲得した。労働党は232議席、スコットランド国民党(SNP)は56議席を得た。