アメリカのラテン系住民のうち、英語を流ちょうに話す人の割合が増え、家庭でスペイン語を話す人の割合は減少していると、調査員らが5月12日に発表した。
ワシントンを本拠とするピュー・リサーチ・センターの報告書では、家庭で英語だけを話しているか、もしくは、英語をとても上手に話すラテン系住民の割合は2013年に68%で、2000年の59%から増加した。家庭でスペイン語を話すラテン系住民の割合は、同じ期間で78%から73%に減少した。
アメリカのラテン系住民の人口は2000年から2013年の間に53%増加して5400万人となり、移民によるものではなく、主にアメリカで生まれたラテン系住民の伸びによる増加だ。アメリカで生まれたラテン系住民の約半数がスペイン語を話し、その子どもたちの約半数がその言語(スペイン語のこと)を維持すると、ピュー・リサーチ・センターで、ラテン系住民調査を担当するディレクターのマーク・ヒューゴ・ロペスさんは述べた。