川崎市の中心部にある簡易宿泊所2棟に住む多くの高齢者は、5月17日に火災がこの木造の建物(簡易宿泊所のこと)を燃やした後、住まいを失った。この火災では5人が死亡したほか、19人が負傷した。
この簡易宿泊所は、生活保護で暮らす多くの住民の住まいとなっていた。
家族と疎遠になっている住民もおり、ほとんどが60歳以上だ。「これからどうしたらいいかわからない」と住民の1人は語った。
この簡易宿泊所は1960年代初めに日雇い労働者の住まいとして建てられたが、近年では生活保護を受給している人々の入居が増えていた。