OECDの研究によると、世界の先進国のほとんどで貧富の差が記録的なレベルになっているという。
OECDに加盟する34カ国のほとんどで、収入の格差は30年間で最大のレベルに達し、人口の中で最も裕福な10%が、最も貧しい10%の収入の9.6倍を稼いでいた。1980年代にはその割合は7対1だった。
この報告書では、OECD諸国の中で、チリ、メキシコ、トルコ、アメリカ、イスラエルで、不平等が最も大きいことがわかった。不平等が最も小さかったのは、デンマーク、スロベニア、スロバキア共和国、ノルウェーだった。