エチオピアのアファールという地域のシルト質粘土の表面で発見された顎と歯の化石は、330万年から350万年前に有名な人類の祖先「ルーシー」とともに暮らしていたと思われる、これまでは知られていなかった人類の家系の一員のものであると、科学者は述べている。この化石は、我々ヒト属が出現する前の人類の進化における重要な時期に新しい光を照らすものであり、2種類の初期人類が300万年以上前の同時期に同じ場所で暮らしていたことを示す初めての証拠を提供するものだと、科学者らは5月31日のこの発見の発表において述べた。ルーシーの骸骨は1974年に、今回新たに発見された化石があった場所から約50キロ離れた場所で発掘された。