今年、これまでに10万人以上の移民―多くがシリアでの戦争を逃れての―が地中海を渡ってヨーロッパへやってきていると、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は6月9日に発表し、ギリシャへの到着は危機が起こって以来最高レベルに達しているという。
UNHCRは、2015年にこれまでで5万4000人が違法にイタリアに渡り、4万8000人がギリシャに渡っており、ごく一部がスペインとマルタ島に向かっていると述べた。
欧州連合は、海を渡ることの危険性を低めるために、加盟28カ国に定数制を採用するよう説得するのに苦労している。