トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、彼の古い事務所にゴキブリがいたことが広大な新しい大統領公邸をアンカラ郊外に必要とする理由だと述べた。
エルドアン大統領の6億1500万ドル(770億円)の公邸は、権力主義を強める指導者の味気なく必要のない浪費だとして野党から揶揄されている。
しかし、Aハーバーテレビで6月5日に放送されたインタビューで、エルドアン大統領は1,150部屋ある公邸が必要な理由は、もっと日常的なものだと述べた。2003年から2014年まで首相を務めていた時の古い事務所は、ゴキブリがはびこっていたと語った。「古い首相官邸に来た客はトイレでゴキブリを見つけたものだ。これが、この公邸を建てる理由だ。このような場所がトルコの首相たるものに適するだろうか? 来賓が来たら、彼らをそんな場所に案内するのか? 客がこれを見て、もし彼らが見たものを話したらどうするのか?」とエルドアン大統領は尋ねた。
公邸は自分が築こうとしている新しいトルコの立派な象徴だと言って、エルドアン大統領はいつも公邸を建てることを弁護してきた。彼はすでにロシアのウラジーミル・プーチン大統領やフランシスコ法王など、ハイレベルの来賓を迎えている。