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Nadeshiko beats Ecuador to win Group C at Women's World Cup (p. 1)

なでしこ、３連勝で１位通過

王者なでしこジャパンは、６月16日にカナダで開かれた女子ワールドカップでエクアドルに1-0で勝ち、グループCの１位の座を確保した。

すでにベスト16入りは保証されており、日本はグループCを１位で突破するのに決勝戦での引き分けさえあればよかったが、大儀見優季選手の早々の得点は、佐々木則夫監督のサイド（日本代表チームのこと）が３戦３勝することを確実にした。

３組での試合で、日本は初戦でスイスを1-0で破り、６月12日にはカメルーンとの接戦を2-1で制し、佐々木監督は自分のチームの全23選手にプレーさせる時間を与えることができた。「このトーナメントでピッチに立てたことが（全員に）決勝トーナメントへ向けた雰囲気を味わわせた」と監督は述べた。

予想された通り、佐々木監督はチームを再度入れ替え、カメルーンを破ったチームから７人変更し、

大儀見選手は、菅澤優衣香選手が鮫島彩選手のクロスを軽く蹴った後で、クロスバーの下辺りからボレーシュートを蹴り入れ、開始５分で得点した。

「ペナルティエリアの外からいいクロスが入ったので、こぼれ球を押し込むだけだった」とウォルフスブルクのストライカー大儀見選手は語った。「ゴールは私たちにとっていいタイミングだった」。

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Animals escape zoo after deadly floods hit Georgia (p. 3)

ジョージアで大洪水、動物園からカバやトラが脱走

トラ、ライオン、カバなどの動物たちは、大洪水がおりを破壊した後、ジョージアの首都にある動物園から脱走した。当局は６月14日、トビリシの住民に屋内退避をするよう警告した。動物園の職員を含め、少なくとも12人がこの災害で亡くなった。洪水は数十軒の家屋にも損害を与えた。

市内のメインスクエアの１つで、カバが１頭追い込まれ、麻酔銃でおとなしくされたと動物園は述べた。ほかの動物も捕獲されたが、あと何頭逃げているかは不明なままだという。暴風雨による洪水のなか、おりから逃げた動物には、クマとオオカミもいる。

ヘリコプターが市内を巡回し、住民は緊急時を除いて、屋内にとどまるよう指示された。旧ソ連を構成していた共和国（ジョージアのこと）の首都（トビリシのこと）には、およそ110万人が住んでいる。

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75% of couples say obstacles exist to having 2nd child (p. 3)

75％の夫婦が「第２子の壁」に直面

日本で最近行なわれた調査で、既婚者の４分の３が、第２子を持つのには、経済的な問題などの障害があると考えていることが示された。しかしながら80％が２人以上の子どもを持ちたいと望んでいる。

第２子の壁について質問されると、回答者の86.5％が経済的な理由を挙げ、第１子の面倒をみるのが忙しすぎると答えた43.6％が続いた。42.2％が年齢を挙げた。仕事を持つ母親の64.7％が、育児休暇を取りにくいことや、キャリアへの影響など、、職業上の理由を指摘した。

合計で48％が、理想的な子どもの数は２人だと回答し、次いで３人と答える人が28.2％、１人は15.1％、０人は5.3％、４人以上は3.3％だった。実際に２人以上の子どもを産んだ回答者の97.6％は、満足していて幸せだと答えている。

National News

¥754 million awarded for noise from Futenma (p. 4)

普天間騒音訴訟で国に７億5400万円の賠償命令

那覇地裁沖縄支部は６月11日、普天間飛行場付近の住民への航空機の騒音による損害賠償として、約７億5400万円の支払いを国に命じた。

宜野湾市にある異論の多い米軍基地付近に住む約2,200人の原告は、精神的苦痛、睡眠不足、日常生活への妨害を訴えた。

訴訟で原告を代表した弁護士らによると、中央政府から10億円の損害賠償を求めるなかで、航空機の衝突を恐れていたことにも触れたという。

National News

Bill restricting drone use to be read in Diet (p. 4)

ドローン規制で航空法改正へ

政府は、小型無人機「ドローン」の密集市街地上空と夜間の飛行を禁じる法律の草案を考案したと、この件に詳しい筋が６月11日に述べた。無人航空機がテロ攻撃の遂行に使われるかもしれないという懸念に応えて取られた動きだ。

政府は、現行の法律を改正するこの法案を今国会中に成立させることを目指している。

４月に、少量の放射性物質を載せたドローンが首相官邸の屋上で発見され、男１人の逮捕につながった。

National News

A-bomb show in Washington is 1st in decades (p. 4)

米ワシントンで20年ぶりに原爆展開催

1945年のアメリカによる原爆投下が広島と長崎にもたらした悲劇を明確に示す展示が、20年ぶりにワシントンで行なわれている。

私立のアメリカン大学美術館で開かれた６月13日の開場式で、被爆を生き延びた人２人が、核兵器の廃絶に向けた努力を求めた。

爆撃の恐怖の写真と、爆風で焼け焦げた衣類なども展示品のなかに含まれている。この展示は８月16日まで行なわれる。

National News

One Peace sets Guinness record for manga (p. 4)

人気漫画ワンピースがギネス記録

人気漫画シリーズ『ワンピース』は６月15日、１人の作者によって出版された世界最多の発行部数を誇る漫画として、ギネス世界記録に正式に認定された。

集英社は昨年末の時点で、尾田栄一郎氏のシリーズ77巻を３億2000万部以上出版した。

同シリーズはその出版社（集英社のこと）の週刊『少年ジャンプ』で1997年に連載が始まった。

その雑誌の編集長瓶子吉久氏が尾田氏に代わって東京でギネス認定を受け取った。

World News

H.K. police arrest 9, seize explosive materials (p. 5)

香港、爆発物製造の疑いで９人逮捕

香港警察は６月15日、郊外にある元テレビ局のスタジオで爆発物を製造していたとして、９人を逮捕し、材料を押収した。

警察は、爆発物製造で共謀した疑いで、男性５人と女性４人を逮捕したと、組織犯罪・三合会調査課のアウ・チンサウ警視長は述べた。

アウ警視長は、地元の過激派グループのメンバーもいたと述べたが、そのグループを特定しなかった。職員が、爆発物を作るのに使われ得る「数キロ」の材料を発見したと、彼は述べた。

World News

U.N. chief opens talks after Sanaa bombed (p. 5)

イエメン和平交渉が始まる

武装組織フーシが支配する首都サナアをサウジアラビアが率いるアラブ連合の戦闘機が終夜砲撃した後で、人道支援のための停戦を求め、国連の潘基文事務総長は、６月15日にジュネーブで、イエメン和平交渉を開始した。

イランが支援するフーシの市民兵がアデンで活動するのを止めるため、連合軍が３月に軍事行動を開始して以来、2,600人以上の人々が殺された。

潘事務総長は、人命救助のための物資をイエメンに運び込めるようにするためには、停戦が最低でも２週間続く必要があると述べた。

World News

Spies pulled as Snowden files cracked: report (p. 5)

CIA流出資料にロシアと中国がアクセス、英スパイを引き揚げ

アメリカの国家安全保障局の元職員エドワード・スノーデン氏が暴露したファイルに含まれていた最高機密情報をロシアと中国が解読した後、イギリスは「敵対国」各国から情報活動に従事していた工作員を引き上げた。「サンディタイムズ」紙が６月14日に報じた。

海外で活動し、イギリスの国益を守る任務を与えられている安全保障機関のMI6は、特定の国々から工作員を引き上げたと、デービッド・キャメロン首相官邸と、内務省、安全保障機関の匿名の職員の言葉を引用して、同紙は伝えている。

World News

Archbishop to face trial for sex abuse: Vatican (p. 5)

バチカン、性的虐待罪で元大司教起訴、高位聖職者で初

ローマ法王の駐ドミニカ共和国大使だったヨゼフ・ベゾロフ元大司教は、未成年を買春し、児童ポルノ写真を所有していた刑事責任を問われて裁判に掛けられると、バチカンは６月15日に発表した。

この裁判は７月11日に始まる予定だが、ローマカトリック教会の12億人の信者の本部となっているこの小さな都市国家（バチカンのこと）内でこのような裁判が行なわれるのは初めてのことだ。

バチカンの情報筋によると、この決定は、聖職者による性的虐待を厳しく取り締まるフランシスコ法王の意向を示すまた１つの表れだという。

Science & Health

Man with penis transplant to become father (p.6)

男性器移植手術の男性、父親に

世界で初めて成功した男性器の移植手術を受けていた南アフリカの男性が、手術を受けて数カ月後に父親になると、担当医師が述べた。手術を行なったチームをリードした泌尿器科医のアンドレ・ファン・デル・メルヴェ氏は、その21歳の男性の恋人が妊娠したと話した。「合併症がなく、彼の男性器がよく機能していてよかった」と、ファン・デル・メルヴェ氏は述べた。身元が明らかにされていないその男性は、12月11日に９時間に渡る手術で臓器提供者から新しい男性器の提供を受けた。自身の男性器は、３年前に割礼のしきたりが失敗して切断されなければならなくなった。

Science & Health

Nighttime stress disturbs biological clock (p.6)

夜のストレスは体内時計の乱れの原因

マウスの体内時計は、眠る前にストレスがかけられると、著しく乱されることが、早稲田大学の研究者らによる調査でわかった。田原優助教授らが率いた研究チームは、マウスを眠る前に狭いところや高いところに置くなど、さまざまなストレステストを実施した。実験の結果、体内時計が著しく乱されているマウスもおり、昼夜が逆転している場合もあった。同じことが人間にも言えるかもしれないと、研究者らは述べ、人間の体内時計の乱れはさまざまな病気につながりうると付け加えた。

Science & Health

Heartburn drugs may increase heart attack risk (p.6)

胸焼けの薬、心臓発作のリスク高める

プリロセックなど、胸焼けの治療のための一般的な市販の制酸薬は、心臓発作のリスクを20％高めることにつながると、研究者らが６月11日に発表した。『プロスワン』誌に掲載されたこの研究は、300万件近くの保険記録を調べる大掛かりなデータマイニング（大量のデータから一定の傾向を見つけ出す研究方法）研究に基いている。この研究は、プリロセック、ネキシウム、プレバシドなどの薬を検証した。これらの薬は、世界で最も広く処方されているものの一部で、売上は年間約140億ドル（１兆7000億円）に上る。研究は、制酸薬が心臓発作を引き起こすとは証明していない―明らかな関連があることだけを証明している―が、この問題は薬が血管の内壁にどのような影響を与えるかに関わりがあるかもしれないと研究者らは考えている。

Science & Health

Deaths triple from synthetic marijuana in U.S. (p.6)

合成マリファナによる死者、前年の３倍に

合成マリファナの使用による死亡が、今年これまでに３倍となり、アメリカの中毒情報センターへの緊急通報の件数も急増していると、職員らが６月11日に明らかにした。

１月から５月までに、合成マリファナ（合成カンナビノイド）の使用で15人が亡くなり、2014年の同時期の５人から増えたと報告されたと、アメリカの疾病対策センター（CDC）は述べた。この結果が示しているのは、「これらの製品を市場からなくす努力を強化する」必要性だと、CDCは声明で発表した。これらの製品は、喫煙か経口で摂取される植物素材に吹きつけられた精神活性化学物質で作られている。

Science & Health

Low-fat milk is scarce in poor neighborhoods (p.6)

低脂肪乳、地域によっては入手困難

低脂肪牛乳や無脂肪牛乳は牛乳を販売するアメリカの店の半数以下でしか扱われておらず、このより健康的な選択肢は、肥満率が高い傾向にある貧しいマイノリティのコミュニティーで最も不足していると、大規模な研究で明らかになった。研究者らによると、問題の一部は、貧しいコミュニティーでスーパーマーケットが不足していることであり、住民は（スーパーマーケットよりも）小さなコンビニエンスストアに頼っているが、ここでは低脂肪乳が手に入りにくい。白人のコミュニティーに比べ、黒人のコミュニティーではあらゆる種類の牛乳が販売されている確率は31％から67％低く、ほかのマイノリティの人口が多い地域では26％から45％低かった。

Science & Health

Sweden gets cheeky in safe sex toilet campaign (p.6)

便座のメッセージで性病への注意促す

スウェーデンの保険当局は、空港のトイレの便座に気の利いたメッセージを表示して、この夏の若い旅行者に性感染症を警告している。６月15日から始まり、スウェーデンの中央部と南部の空港のトイレを利用する旅行客は、トイレの便座のこんなメッセージに迎えられることになる。「ここではクラミジアには感染しません。（ギリシャの）ロードス島でのビーチパーティーの後、感染するかもしれないですよ。この夏は気をつけて。コンドームを使いましょう」。旅行者たちは、休暇から戻ってくると、こんな看板を持った等身大サイズの女性のポスターに出迎えられる。「荷物のなかに、性感染症を持ち帰ってはいないですか？　もしも不安なら検査を受けましょう」。

This week's OMG!

Man survives 1,000 stings by swarming bees (p. 8)

米男性、約1,000回ハチに刺されるも無事

アリゾナ州の北西部にあるキングマン付近で６月19日、ある男性が、蜂起した何万匹ものハチに500から1000回刺された後で、運良く命に別状はなかったと、当局が明らかにした。

その匿名の男性は、ある家の裏庭で大きなハチの巣の静けさを乱して攻撃を受けたが、キングマン地域医療センターで容態は安定していると、モハーヴェ郡保安官のスポークスウーマン、レズリー・ドゥサンティスさんは話した。「小屋にいたハチの数は信じられないほどだった。到着した保安官代理は、映画でも観ているようだったと話していた」とドゥサンティスさんは語った。

当局は、男性が（ハチに）刺されて、自家用車に走っていったとき、男性はその敷地内で作業をしていたと述べた。男性は、２人の通行人に助けを求め、この通行人もまたハチに刺されたが、入院はしなかったという。

現場に呼ばれた養蜂家も23回刺された。彼は当局に、ハチを完全に収容するのに数日かかるだろうと語った。

当局は、近隣の住民に、ペットを屋内に入れておくように、また、付近を歩かないように、そして車の窓を閉めて走行するようにと警告している。

Essay

The King and the Farmer (p. 9)

王様と農夫

皆お金が必要だ！　でも、人それぞれ、お金の使い方は違う。人がどんなふうにお金を使うかで、私たちはその人の優先順位や文化が持つ価値観について多くを知ることができる。

学生のころ、私はアジアを非常に厳しい予算で旅行した。イラン、パキスタン、インドなどの国を訪れるのは刺激的だった。どの国でも、私は、人が何にお金を使うのか、そして、彼らが何を大切に思っているのかを知ることに興味があった。

タイで、『王様と農夫』と呼ばれるお金についての民話を偶然知った。その民話は、伝統的なタイの価値観を示している。話の筋は次の通りだ。

昔々あるところに、王様がいました。ある日、王様は自分の国の人々はどのようにお金を使っているのだろうかと不思議に思い始めました。王様はそれを知るために、国の人々に話を聞きに出掛けました。

王様が初めて出会った人物は農夫でした。「教えてくれないか」と王様は言いました。「あなたは稼いだお金で何をするのだい？　貯めたお金をどのように使うのかい？」。

「私はほとんどのお金を、家族のために食べ物や服を買うのに使います」と農夫は答えました。「残りは４つに分けます。一部は土に埋め、もう一部は債権者への支払いに使い、あと一部は川へ投げ入れ、最後の一部は敵に与えます」。

王様はこの奇妙な答えに驚きました。川にお金を投げ入れる？　敵にお金を与える？　どういう意味なんだ？　農夫はこう説明しました：「土に埋めるお金は、慈善活動へ与えるお金です。これは、将来への投資です。私の良い行ないが死後に天国に行けるようにしてくれるからです」。

「債権者へ払うお金は、母と父に使うお金です。何もかも両親のおかげであり、両親を支えるのは私の務めです。川へ投げ入れるお金は、ギャンブルや飲酒に使うお金です。敵に与えるお金は、私の妻に与えるお金です」。

つまり、この農夫は自分のお金を、慈善活動、両親、娯楽、妻、の４つに使っている。

この農夫が慈善活動に投資するお金は、未来への保険だ。両親のために使うお金は、両親への恩返しの仕方だ。娯楽に使うお金は、川に投げてしまったかのように、すぐになくなってしまう。そして、妻に与えるお金は、彼が楽しむのに使うのを妻が許さないお金だ。

彼のお金の半分は、家族を支えるのに使われている。もう半分は、人生の一時的な楽しみと、天国の永久的な楽しみの間で分けられている。

こんな古いジョークがある。「お金はしゃべる。…でもたいてい、『さよなら！』と言う」。人のお金の使い方は、彼らが何を大事に考えているかについて、多くを教えてくれる。では、あなたはどうだろうか？　あなたのお金をどのように使いますか？