トラ、ライオン、カバなどの動物たちは、大洪水がおりを破壊した後、ジョージアの首都にある動物園から脱走した。当局は6月14日、トビリシの住民に屋内退避をするよう警告した。動物園の職員を含め、少なくとも12人がこの災害で亡くなった。洪水は数十軒の家屋にも損害を与えた。
市内のメインスクエアの1つで、カバが1頭追い込まれ、麻酔銃でおとなしくされたと動物園は述べた。ほかの動物も捕獲されたが、あと何頭逃げているかは不明なままだという。暴風雨による洪水のなか、おりから逃げた動物には、クマとオオカミもいる。
ヘリコプターが市内を巡回し、住民は緊急時を除いて、屋内にとどまるよう指示された。旧ソ連を構成していた共和国(ジョージアのこと)の首都(トビリシのこと)には、およそ110万人が住んでいる。