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2015年7月3日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
This week's OMG!

Cambodia trains rats to find land mines (p. 7)

カンボジア、地雷発見にネズミを訓練

カンボジアは、アフリカから輸入されたネズミのエリート部隊を、かつて戦争で荒廃した王国(カンボジアのこと)にある地雷や不発兵器を嗅ぎつけるように訓練していると、当局が6月19日に発表した。

体重約1.2キロに及ぶものもいる15匹のネズミのチームは、地雷を嗅ぎつけるようにネズミを訓練しているベルギーの非政府組織の助けを得て、4月にタンザニアから輸入されたと、カンボジア地雷対策センターのヘン・ラタナ長官は語った。

「ネズミがテストに合格したら、彼らを活用する。…もし適格でなければ、プログラムを終了する」とラタナ長官は述べた。

ネズミたちは現在、カンボジアの名高いアンコール寺院がある北西部のシエム・リープ地域で専門家による訓練を受けている。

しかし、このげっ歯類(ネズミのこと)のうちの1匹は、気候の変化が原因で、すでに死んでしまったと、ラタナ長官は語った。

30年近くにおよぶ内戦が1960年代からカンボジアで続き、貧困にあえぐこの国は、世界で最も激しい爆撃を受け、地雷がたくさん埋められた国の1つとなった。カンボジア政府の統計によると、残留した地雷により2014年には154人、その前年には111人が死亡または負傷しているという。

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