アメリカの最高裁判所は6月26日、全米で同性婚を合法とし、この待望の画期的な決定は、国内各地で歓喜と喜びの涙をもたらした。
判決は5対4で、憲法は全50州に同性婚を実施および承認するよう求めるとアメリカの最高裁は宣言した。
バラク・オバマ大統領は、この判決を「アメリカにとっての勝利」だと称賛した。
「今日、我々ははっきりと言うことができる。我々の連帯を少し完璧に近づけることができたと」と、オバマ大統領はホワイトハウスで語り、ホワイトハウスは同性愛者の人権運動のシンボルカラーである虹色でライトアップされた。
「この決定は、何百人ものアメリカ人がすでに心のなかで信じていること―アメリカ人すべてが平等に扱われるとき、我々はより一層自由になるということを認めるものである」
最高裁の決定により、アメリカ合衆国は世界で21番目に同性婚を合法と認める国となった。
混み合った最高裁の前庭で旗を振っていたLGBT(性的少数者)の擁護者たち―涙を流す人もいた―は、歓声を上げ、踊り、「USA!USA!」と叫び、お祝いにアメリカ国歌『星条旗』を歌った。