現在、国際宇宙ステーションの船長を務めるロシアの宇宙飛行士、ゲナディ・パダルカ氏は、宇宙での滞在時間が合計で803日間となり、新記録を作ったと、ロシア宇宙局が6月30日に発表した。
「この記録は公式なものです。ゲナディ・パダルカ氏は、宇宙で最長時間を過ごした人物になりました」と、ロシア連邦宇宙庁ロスコスモスのスポークスマンが述べた。
6月21日に57歳になったパダルカ氏は、現在、5回目の宇宙ミッションに参加している。ソビエト時代に軍事パイロットとして訓練を受け1998年に初めて宇宙へ行った。このとき、彼は国際宇宙ステーションの前の軌道コンプレックス「ミール(ロシアの宇宙ステーション)」のその年の船長を務めた。