女子ワールドカップのタイトルを保持する日本の望みは、7月5日にバンクーバーでの決勝戦でアメリカに5対2で叩きのめされて打ち砕かれた。アメリカのキャプテン、カーリー・ロイド選手のハットトリックを含め、前半16分での4ゴール―女子ワールドカップ決勝リーグでは初―は、日本に越えるのが難しい山を残し、なでしこジャパンは大儀見優季選手(が決めたゴール)とジュリー・ジョンストン選手のオウンゴールで得点を返したものの、取り戻す道はなかった。
「もし最初からもう少し引き締めていたら(結果は違ったかもしれない)と思うが、選手たちは最後まで走ることを決してやめませんでした。私は彼女たちを誇りに思います」と日本の佐々木則夫監督は語った。
「私たちはこの4年間、チャンピオンであるというプレッシャーを抱いていましたが、この舞台にたどり着くために、選手たちは本当によくやってくれました」
キャプテンの宮間あや選手は、「後悔はありません。持っているものすべてを出しましたし、チームのみんながこのワールドカップで勝つためにがんばりました」と話した。
佐々木監督は、2011年の決勝戦を勝ったのとほとんど同じ選手起用をした。2011年の優勝は、3月11日に地震と津波で壊滅的な被害を受けてから4カ月後に日本に大きな希望を与えた。この57歳のカリスマ的な人(佐々木監督のこと)は、2大会連続での決勝出場が女子サッカーの成長の新しい時代につながればと望んでいると語った。