何千人ものお祭り騒ぎをする人々が、スペイン北部の街パンプローナで7月6日、有名なサン・フェルミンの牛追い祭りの始まりを祝った。
祭りは、市庁舎のバルコニーから伝統的なロケット花火の打ち上げ―チュピナソとして知られる―で始まった。
チュピナソは8回ある午前8時からの牛追いの初回が始まる前日に行なわれる。祭りでは何千人もの人々が、6頭の闘牛の先頭に立って850メートルのコースを走ることで、自分の勇気を試す。牛はその後、プロの闘牛士によって闘牛で殺される。
牛追いはスペインの夏祭りの伝統の一部だ。牛追いでは毎年数十人が、ほとんどが転倒でケガをする。昨年のパンプローナの祭りでは、スペイン人5人、オーストラリア人2人、アメリカ人1人が角で突かれた。記録をとり始めた1924年以降、全部で15人が角で突かれて亡くなっている。