中国政府の研究者たちは、鶏、魚、蛙を使って地震を予知しようとしていると、メディアが報道した。
南京の東部の街にある地震に関する局は、7つの動物飼育場を地震観測所に変えたと、チャイナデイリー紙は伝えている。
飼育場のブリーダーは、1日に2回、動物の行動について最新情報を当局に伝えるよう依頼されていると、報道された。
差し迫った地震を示す可能性のある特異な行動として考えられるものには、鶏が木のてっぺんに飛び乗る、魚が水から飛び出る、蛙が集団で動くなどがあると、同紙は書き添えた。南京では、今年、この計画にあと7カ所の飼育場を募集する予定だという。観測所としての資格を得るためには、施設に3種類以上の種を収容している必要がある。
しかし、動物の飼育にあたる人々の中には、これに関わる気が進まなさそうな人もいるようだ。
「私たちの動物園は、測定所には変えません。動物たちは、来場者にからかわれても特異な行動を示すからです」と、報道は地元の動物園職員の言葉を引用している。
中国は、定期的に地震に襲われ、過去に大災害で何万人も亡くなっている。