タリバン内での政治的不確実性は、アフガニスタンでの戦争を終わらせる見通しに疑いを投げかけた。8月1日、タリバンの新指導者は、グループ内の平和を望む者たちと未だに自分たちが勝てると信じている者たちの分裂を防ぐことを目的としたメッセージの中で、彼の支持者の結束を促しつつ、闘いを続けることを明言した。
タリバンの指導者に新たに選出されたミュラー・アクタル・ムハンマド・マンスール氏からの音声メッセージは、かつては結束していた最前線にいたタリバンのメンバーの間での亀裂が広がるなかで発せられ、タリバンの長きにわたる隠れた指導者であるミュラー・ムハンマド・オマル氏が死亡していたとするアフガニスタン政府の報告書をそのグループ(タリバンのこと)が認めた2日後のことだった。
30分間の演説で、マンスール氏であるとされる男は、内部の反対意見をなだめ、タリバン内での自身の政治的基盤を確固たるものとするために慎重に言葉を選んでいるように見え、彼の戦士たちに結束を続け、アフガニスタンにイスラム教国家を設立するために聖戦を続けるよう促した。
マンスール氏の最優先課題は、彼の選挙に対する内部での反対を抑えることであるようだった。ミュラー・オマル氏の息子のヤクーブ氏は、パキスタンの都市クエッタで行なわれたマンスール氏の選挙を公に拒絶している。彼は、投票がマンスール氏を支持する小さな派閥内で行なわれたと述べ、タリバンの司令官全員を含めての再選を求めている。