脂味は特異な感覚を引き起こすため、基本的な味覚である甘味、酸味、苦味、塩味、うま味と並んで、脂味の位置が必要だと、アメリカの研究者らが新しい研究で発表した。研究を『ケミカル・センシス』誌に発表したパーデュー大学の研究者たちによると、この6番目の味覚は、油っぽさと味という意味のラテン語の組み合わせであるoleogustusとして知られるべきだという。「脂の味覚成分は、不快なため、苦いまたはすっぱいと表現されることが多かったが、新たにわかった証拠で、脂肪酸は、基本的な味覚を構成するものを定める基準のもう一つの要素を満たす特異な感覚を引き起こしていることが明らかになった」と栄養科学のリチャード・マット教授は語った。