8月3日に発表された研究によると、世界の氷河は過去120年の観測史上見られなかったほどのレベルにまで減少しているという。
平均で、氷河は現在、毎年厚さ50から150センチの間で減少していると、『ジャーナル・オブ・グレイシャオロジー』誌に掲載されたその研究は報告している。
「このペースは、20世紀でこれに対応する平均値の2〜3倍以上だ」と世界氷河モニタリングサービスのディレクターで筆頭著者のマイケル・ゼンプ氏は述べた。世界の氷河が現在解けている割合は、科学的な観測が追ってきた120年間で前例のないほどのレベルで、恐らく、もっと長い期間でも前例はないだろうと、ゼンプ氏は付け加えた。