イギリス人は紅茶好きとして有名だが、紅茶の売り上げは2010年比で5分の1以上も下落したとする報告書が8月5日に発表された。
市場調査会社ミンテルの報告書によると、紅茶の(販売)量単位の売り上げは、2010年から2015年の間に約9600万キログラムから約7600万キログラムへと22%減少したという。紅茶のティーバッグの売り上げは2012年から2014年の間に13%減少している。「標準的なブラックティー(紅茶のストレートティのこと)は、ほかの飲み物との競争が拡大するなかで、消費者の関心を維持するのに苦労していて、ぱっとしないイメージで(売り上げが)抑えられている」と、ミンテルのアナリストであるエマ・クリフォード氏は述べた。しかし、フルーツとハーブのお茶は人気を増していて、同じ期間に31%売り上げが伸びている。