手術前、手術中、手術後に音楽を聴くことは、患者の苦痛を減じ、不安を和らげ、鎮痛剤の必要を少なくすると、イギリスの科学者たちが8月13日に発表した。この研究チームは、成人における手術後の回復への影響について、音楽と標準的な治療、もしくはマッサージやリラクゼーションなどといった音楽以外の薬によらない治療介入とを比較している出版された臨床試験を無作為に選んですべてをメタ分析した。その結果は『ランセット』誌に掲載され、患者は音楽を聴いた後、手術後の不安が著しく低下し、満足感が高まることを報告した。患者は、鎮痛薬も必要とすることが少なくなり、痛みを訴えることも少なくなった。