イギリスの研究者たちは、オタマジャクシが世界のカエルの生息数を脅かす可能性のある感染性の高い新しい病気にかかっていることを明らかにした。原生生物として知られる単細胞の微生物によって引き起こされる寄生性の病気が、3大陸中6カ国から集められたオタマジャクシの肝臓から発見されたと、『プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス』誌に発表された研究は述べている。この病気は、カキの寄生虫の遠い類縁の種だという。「世界のカエルの生息数は、深刻なほど減少しており、感染病が重大な要素であると示された」と、筆頭著者でエクスター大学のトーマス・リチャード氏は述べた。