8月23日、日本最後の「ブルートレイン」(長距離寝台列車)が1958年のデビューから60年近くの運行を完了し、一つの時代が幕を閉じた。
特急「北斗星」は北海道の札幌駅を8月22日に最後の出発をして、鉄道ファンと見物人が声援を送るなか、東京の上野駅に翌朝到着した。
個室と豪華な食堂車がある特急「北斗星」は、定期運行を3月に終え、不定期での運行で上野から札幌までを結んでいた。
ブルートレインは都市部と地方をつなぐ長距離の夜行列車として人気のサービスを提供していたが、新幹線が速度を増し、また、国内航空路線の成長も伴って、乗客数が減少していった。