フィンランドの「サンタクロース・オフィス」は、不況に見舞われているロシア人観光客の急減の後に、税金の滞納で破産を宣告された。ロシアの人々はかつて、同社の最も多い顧客だった。サンタクロース・オフィスは、ラップランドにあるサンタをテーマにしたいくつかの事業のうちの一つで、昨年は約30万人の訪問客が訪れ、200万ユーロ(2億8000万円)の収入があった。同社はサンタと無料で写真を撮れるチャンスを与えている。
ウクライナ危機におけるロシア政府の動きををめぐって制裁が科され、ロシアの主要輸出品である石油の価格が急落したことがロシア経済に大打撃を与えるなかで、日本人観光客がロシア人観光客を抜いて、同社の主要な顧客となっている。