学生や母親などの抗議する人々が8月30日に日本全国の200ヵ所以上で集会を開き、安倍晋三首相が日本の自衛隊の海外での役割を強化するために成立させたいと思っている異論の多い安全保障法制を廃案にすることを求めた。
東京にある国会議事堂の正面で行なわれた大規模な集会には、主催者によれば、12万人ほどの抗議者が集まったという。野党の党首らも集会に参加した。「安倍政権は、一般市民が危機感を覚え、怒っていることを理解しなければならない」と民主党の岡田克也代表は述べた。
「憲法は守られるべきだと言うことは、極端でしょうか? 偏っているでしょうか? 自己中心的でしょうか?」と、「自由と民主主義のための学生緊急行動」(SEALDs)のメンバーの奥田愛基さん(23)は国会の近くでの集会で演説した。
類似の集会が全国で開かれ、大阪の公園での集会には約25,000人が集まった。
広島と長崎では、それぞれ約500人と800人が集まり、安保法案への反対を訴えた。長崎で被爆した祖父を持つ内野麿弥さん(13)は、「家族から戦争と平和について聞いた後でこの話題に興味を持った」と話した。