アメリカ・ミリタリー・アカデミーで1年目の夏のトレーニングを完了したばかりの陸軍士官学校生30人は、毎年恒例の枕投げが流血の惨事になってけがをしたと、ニューヨークタイムズが9月4日に報道した。
この乱闘で24人の若い士官学生が脳震とうを起こしたと、ウェスト・ポイント・ミリタリー・アカデミーは発表した。何人かの士官学生は報じられるところによると、硬い物質を枕に詰めたという。全部で30人の士官学生が負傷した。けがのリストには足の骨折1人と肩の脱臼も含まれていると、学生たちは報告している。
毎年の通過儀礼はクラスの士気を高めることを意図している。しかし、8月20日の枕投げは、何人かの士官学生が報じられるところによると、乱闘中にかぶるように促されていたヘルメットを枕のなかに詰めて、悪い方向へ転じた。
ユーチューブに投稿された映像では、数百人の学生が枕でお互いを激しく殴る様子が映し出されている。血を流した士官学生の画像もツイッターに投稿された。
ウェスト・ポイントは、枕投げに長い歴史を持ち、少なくとも1897年にまで遡る。このミリタリー・アカデミーの2013年の枕投げは、士官学生が前年に金庫を枕に詰めた後、中止になった。