アメリカの郊外ではメスのカエルがオスのカエルよりも2倍近く多かったと、9月7日に研究者たちが発表した。郊外では、手入れされた芝生や殺虫剤などの汚染物質が両生類の生殖システムを阻害している可能性がある。過去の研究で、農業用殺虫剤と排水処理施設がカエルの内分泌系を阻害している可能性があることが示されている。今回の新しい研究では、カエルの性別への影響に関しては、他の要因も寄与していることが示唆された。この要因として、舗装された私道や車道からの水の流出や、芝生を常に手入れされた状態にすることなどが挙げられている。芝生を常に手入れすることにより、天然の植物性エストロゲンを含むクローバーの成長が促される。