世界でマラリアによる死者数は2000年比で60%減少したと、国連が9月17日に発表した。診断検査の改善や、蚊帳の大規模な配布により、この病気に対する劇的な進歩が助けられたという。15年前は、推計2億6,200万人のマラリア患者がおり、84万人近くが死亡した。世界保健機関と国連の児童に関する機関(国連児童基金のこと)の共同報告によると、2015年の予測では、約2億1,400万人がマラリアにかかり、43万8,000人の死亡が見込まれるという。
この報告によると、もしもマラリアへの感染と死亡率が2000年から変わっていなければ、さらに620万人が死亡していただろうという。