イタリアの専門家らによると、フィレンツェの修道院で掘り出された遺骨は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」のモデルだったと一部で思われている貴族の女性のものであるかどうか、確信を持って言うことはできないという。研究者らは、9月24日にフィレンツェで行なわれた記者会見でジャーナリストらに対し、遺骨の3点のうち1点はリサ・ゲラルディーニが死亡した時代と適合することが試験によってわかり、歴史文書が示すところによると彼女は1542年にフィレンツェの修道院に埋葬されたと述べた。主席研究者のシルヴァーノ・ヴィンチェッティは、遺骨は少しだけしかなく、頭がい骨はないと話す。頭蓋骨があれば、この女性がレオナルドの肖像画のモデルであったかどうかを判定するのに役立ったかもしれないという。