日本は10月11日、アメリカを28対18で破り、ワールドカップでの見事な戦いを終え、グループ内の試合で3勝をあげながらも準々決勝進出を逃した初の国になった。
ブレイブブロッサムズ(ラグビー日本代表の愛称)は、初戦のプールBの試合で南アフリカを34対32で破り、すでにワールドカップ史上最大のセンセーションを巻き起こした。
「選手たちはみんな自分を超越するプレーをした。よくがんばり、本来の精神でプレーした。ラグビーにふさわしい、ラグビーらしいプレーをした」と、日本のエディ・ジョーンズ監督は語った。監督は今回でこの職務を離れる。「日本代表とするべき課題はこなした。日本チームを引き受けたとき、私は代表チームにプライドを取り戻したいと思った。それはもうできたと思うので、このポストを引き継ぐのは別のだれかの番だと思う」
「複雑だ。私たちの目標は準々決勝に進むことだったので、結果に満足している選手はチームに一人もいないと思う」と、フルバックの五郎丸歩選手は語った。五郎丸選手もチームメートの多くと同じく、感情をコントロールできずにいた。
南アフリカ戦の番狂わせの後、日本はグループBで2位のスコットランドに45対10で破れ、その後、サモアに26対5で勝った。アメリカは、サモアに25対16、スコットランドに39対16、南アフリカに64対0で破れ、誇りのためだけに日本との試合に挑んだ。