「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alpha以降の全訳はこちら
「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alpha以降の全訳はこちら

記事全訳

2015年10月30日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Top News

Thousands gather in Dresden for anti-migrant demonstration (p. 1)

ドイツで難民排斥派が大規模集会

何千人もの人々が10月19日に移民反対運動PEGIDAの1周年を記念して、ドイツ東部の都市ドレスデンに集まった。ブルカ(イスラム教の女性が着る全身を覆う布)を着た女性の写真に大きなバツ印をつけた画像などのプラカードを持って、PEGIDAの支持者たちは、この運動の誕生の地であるドレスデンの繁華街に集まった。「今年はPEGIDAの一年、デモの一年だった。我々はここにいる。PEGIDAには効き目がある」と、この運動の共同創始者のルツ・バッハマン氏は歓声に向かって話した。

PEGIDA―“Patriotic Europeans against the Islamization of the West”(西洋のイスラム化に反対する愛国的なヨーロッパ人)の略―は、バッハマン氏(42)の周囲を中心とした外国人嫌いのフェイスブックグループで活動を開始した。最盛期にはその運動は毎週開かれる集会に25,000人を集めた。その後、関心は衰え始めたが、とりわけその原因は、バッハマン氏がオンライン上に差別的な中傷を投稿したり、ヒトラーの口ひげを身につけた「セルフィー」(自撮り画像)の存在が表面化したことにある。しかし、PEGIDAは、ドイツが亡命希望者を今年最大で100万人受け入れる準備を整えているため、ここ数週間にいくらか復活を見せている。

主催者たちは、反PEGIDAの活動家たちに、この外国人嫌いのグループ(PEGIDAのこと)の誕生パーティへ押し掛けるために、ドレスデンの中心部に向かって行進するよう要求していた。警察によると、この2つの集会は、少しの乱闘が短期間に起こったものの、概ね平和だったという。

Top News
  • ドイツで難民排斥派が大規模集会
Easy Reading
National News
World News
This week's OMG

サイト内検索

2018年6月29日号    試読・購読   デジタル版
目からウロコの英文ライティング

読者の声投稿フォーム
バックナンバー