何千人もの人々が10月19日に移民反対運動PEGIDAの1周年を記念して、ドイツ東部の都市ドレスデンに集まった。ブルカ(イスラム教の女性が着る全身を覆う布)を着た女性の写真に大きなバツ印をつけた画像などのプラカードを持って、PEGIDAの支持者たちは、この運動の誕生の地であるドレスデンの繁華街に集まった。「今年はPEGIDAの一年、デモの一年だった。我々はここにいる。PEGIDAには効き目がある」と、この運動の共同創始者のルツ・バッハマン氏は歓声に向かって話した。
PEGIDA―“Patriotic Europeans against the Islamization of the West”(西洋のイスラム化に反対する愛国的なヨーロッパ人)の略―は、バッハマン氏(42)の周囲を中心とした外国人嫌いのフェイスブックグループで活動を開始した。最盛期にはその運動は毎週開かれる集会に25,000人を集めた。その後、関心は衰え始めたが、とりわけその原因は、バッハマン氏がオンライン上に差別的な中傷を投稿したり、ヒトラーの口ひげを身につけた「セルフィー」(自撮り画像)の存在が表面化したことにある。しかし、PEGIDAは、ドイツが亡命希望者を今年最大で100万人受け入れる準備を整えているため、ここ数週間にいくらか復活を見せている。
主催者たちは、反PEGIDAの活動家たちに、この外国人嫌いのグループ(PEGIDAのこと)の誕生パーティへ押し掛けるために、ドレスデンの中心部に向かって行進するよう要求していた。警察によると、この2つの集会は、少しの乱闘が短期間に起こったものの、概ね平和だったという。
東京では通りにさまざまな衣装を着たパーティーへ行く人々が押し寄せるハロウィーンの週末に備えて、首都の通りをきれいにしておこうという目的で、東京都が30万枚のオレンジ色のおばけのかぼちゃのモチーフを掲載した無料配布用のゴミ袋を用意した。
このキャンペーンを「ハロウィーン&東京」と名付けて、舛添要一都知事は、コスチュームを着た人々がゴミ袋を使って自宅にゴミを持ち帰るのに使ってほしいと述べた。
都知事は、10月16日の記者会見で報道陣に、東京を「クリーンで快適な」都市として有名にしたいと語った。
このポリ袋(ゴミ袋のこと)は、ハロウィーンのコスチュームを着た人々が通りでパーティーをするのに人気の目的地である渋谷、六本木、新宿、秋葉原などの場所で今月無料で配布される。
アメリカのバラク・オバマ大統領は10月19日、「アストロノミー・ナイト」で科学技術職を推進するため、ホワイトハウスのサウスローンに設置された巨大な天体望遠鏡から月のクレーターをのぞいて、ガイド付きの月のツアーを受けた。
オバマ大統領は、月の岩石を観測した若い科学者の卵と一緒に参加し、NASAの宇宙飛行士たちと自撮り写真を撮った。自撮り写真の中心となったのは、「時計少年」としてのほうが有名なアーメド・モハメドくんだった。
モハメドくん(14)は、先月、自作の時計を学校に持ってきたところ、教師たちが爆弾と勘違いをして逮捕された。モハメドくんは逮捕されたとき、NASAのTシャツを着ていた。その写真はネットで拡散し、オバマ大統領からその天文学のイベントへの招待へとつながった。
「あなたたちのなかには火星へ行く人がいるかもしれないよ!」とオバマ大統領はイベントに参加した生徒たちに語った。
安倍晋三首相は10月18日、米艦船ロナルド・レーガンに乗艦し、アメリカの空母に足を踏み入れた初の現職の日本のリーダーとなった。米艦船ロナルド・レーガンは、新しい船籍港となる神奈川県の横須賀海軍基地に今月初めに到着した。
この訪問は、二国間の軍事同盟を誇示することを目的としていると思われる。新安保法で現在、武力攻撃を受けた同盟国の支援に自衛隊が行くことが可能になり、日本は防衛の分野でより自由な行動ができるようになった。
10月7日の内閣改造で沖縄関連の問題を担当する大臣に任命された島尻安伊子氏は、彼女の名前と顔写真が掲載されたカレンダーを配布したことが公職選挙法に違反することを否定した。
もし、このカレンダーが不特定多数の有権者に配布されたとすれば、寄付の禁止に違反している可能性がある。菅義偉官房長官は10月19日、報道陣に対し、島尻氏のケースは後援団体のメンバーに直接カレンダーを渡しているので、公職選挙法の違反には当たらないと述べた。
韓国の検察は10月19日、ある日本人ジャーナリストに対し、2014年8月に彼が書いた記事で朴槿恵大統領の名誉を毀損した罪で、18ヵ月の懲役を求刑した。
産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)は、ソウル中央地裁で公判中だ。
加藤氏は韓国での噂を嗅ぎつけて、昨年4月にフェリーセウォル号が沈没して乗客300人以上が亡くなった際に、朴大統領が男性の元側近と会っている間、数時間不在になっていたと記事に書いた。
皇后美智子さまは10月20日、81歳のお誕生日の節目に、明仁天皇と第二次世界大戦中に亡くなった方々を追悼するためにパラオを訪れた4月の旅行を思い起こし、その旅行は「忘れがたい印象を残した」と述べた。
8月に心筋虚血と診断されてからの健康状態に関しては、皇后さまはジャーナリストからの質問への書面でのご回答で、「健康状態についてお尋ねくださり、ありがとうございます。これまでのところ、今までどおりで、大きな変化はございません」と述べた。
10月18日に行なわれた連邦議会の総選挙で、移民反対派のスイス国民党(SVP)が最大の議席を獲得し、スイス政府にEUから移住する定員の上限を導入するように求める圧力を維持することとなった。
その結果、SVPに下院の定員200議席中65議席を与え、スイスの政党としては少なくとも100年間で最大の議席を占めた。
政治コメンテーターは、この勝利はスイスの政治における「rechtsrutsch」の一部、つまり、右傾化の一部だと述べている。
外国人を排斥する動機から行動したと言う男性に選挙活動中に刃物で刺された候補者が10月18日に、ドイツ第4の都市ケルンの新市長に当選した。
ヘンリエッテ・レーカー氏は、投票の52.7%を獲得したと最終開票結果が示している。現在ケルン市で難民への住まい提供を担当しているレーカー氏は、無所属として立候補したが、他の政党からの支持を受けた。
レーカー氏は、44歳のドイツ人の男に投票の前日に首を刃物で刺されて重症を負った。彼女は完治する見込みだ。
韓国の学者ら数百人が、国が発行する歴史教科書の執筆を拒否すると宣言した。それらの教科書が韓国の近代史に関して歪められた見方を教えることになるという懸念からだ。
保守派の政府は、2017年以降、政府によって編集された教科書を使うよう学校に義務付けることを計画している。
学者たちは、1980年代に民主化に向けた流血の移行期間以前にあった韓国の残虐な独裁政治に関する記述を政府が和らげようと動いていると考えている。
ミシェル・プラティニ氏は、FIFAから受け取った200万スイスフラン(2億4800万円)は本物の仕事への合法的な報酬だったと述べた。この支払いは、サッカーの国際組織(FIFAのこと)の会長になろうとするプラティニ氏に暗い影を落としている。
10月19日に発行された『ル・モンド』紙によるインタビューで、ヨーロッパで影響力の大きい欧州サッカー連盟(UEFA)の会長(プラティニ氏のこと)は、その金銭は1998年から2002年までにFIFAからのセップ・ブラッター会長のために彼がした仕事に対する報酬だったと語った。
スイス検事総長は、10月8日にプラティニ氏への支払いをめぐり、刑事訴訟を始めた。
最初はカリフォルニアの中古品店でたったの2ドル(240円)だった。今では、500万ドル(6億円)と査定され、再び販売されようとしている。(西部開拓時代の)米国西部の無法者、ビリー・ザ・キッドの写真である。
これは、西部開拓時代のアメリカに生きたこの象徴的人物の本物として証明された2枚の画像のうちの一つだと言われている。
この鉄板写真には、この無法者―本名はウィリアム・ヘンリー・マッカーティ―が1878年に現在のニュー・メキシコ州で「リンカーン郡レギュレーターズ(自警団)」と呼ばれるギャング仲間などと一緒にしているクロケットの試合中にポーズをとっているところが写っていると、西部開拓時代のアメリカや希少硬貨を専門に扱う商会、ケイガンズが述べた。
ランディ・ギジャロという名のオールド・ウェスト(旧西部)の愛好者によって2010年にカリフォルニアのフレズノ郡にある中古品店で最初に購入されたこの写真は、ここでしか販売されないと、ケイガンズは声明で述べた。
それが本物だと証明するための研究に1年かかり、写真が撮影された場所を見るためにニュー・メキシコ州まで確認しにも行ったと、ケイガンズは述べた。
もう1枚だけある本物として証明されたビリー・ザ,キッドの写真は、1880年に撮影された肖像写真だ。これは2010年に230万ドル(2億7300万円)で売却されたと、ケイガンズは述べた。