最初はカリフォルニアの中古品店でたったの2ドル(240円)だった。今では、500万ドル(6億円)と査定され、再び販売されようとしている。(西部開拓時代の)米国西部の無法者、ビリー・ザ・キッドの写真である。
これは、西部開拓時代のアメリカに生きたこの象徴的人物の本物として証明された2枚の画像のうちの一つだと言われている。
この鉄板写真には、この無法者―本名はウィリアム・ヘンリー・マッカーティ―が1878年に現在のニュー・メキシコ州で「リンカーン郡レギュレーターズ(自警団)」と呼ばれるギャング仲間などと一緒にしているクロケットの試合中にポーズをとっているところが写っていると、西部開拓時代のアメリカや希少硬貨を専門に扱う商会、ケイガンズが述べた。
ランディ・ギジャロという名のオールド・ウェスト(旧西部)の愛好者によって2010年にカリフォルニアのフレズノ郡にある中古品店で最初に購入されたこの写真は、ここでしか販売されないと、ケイガンズは声明で述べた。
それが本物だと証明するための研究に1年かかり、写真が撮影された場所を見るためにニュー・メキシコ州まで確認しにも行ったと、ケイガンズは述べた。
もう1枚だけある本物として証明されたビリー・ザ,キッドの写真は、1880年に撮影された肖像写真だ。これは2010年に230万ドル(2億7300万円)で売却されたと、ケイガンズは述べた。