10月24日、その国際組織(国連のこと)の創立70周年を記念して、エジプトのピラミッドから、パリのエッフェル塔、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルに至るまで、60ヵ国200以上のランドマークが青色に照らされた―青は国連の公式カラーだ。
70周年は「国連の多くの永続的な成功を振り返り、平和と安全保障、持続可能な開発、人権の推進のためにもっと努力をしていくという我々の共同での決断を強化する時宜を得た機会だ」と国連の潘基文事務総長は、共同ニュースが70周年を控え10月24日より前に送った質問に対し、Eメールの返信で述べた。
潘氏が心配していることの大きなものとして、記録的な数で紛争地域から逃れてきている難民と住むところがなくなった人々、亡命希望者の波がある。現在の状況だけでも十分に大変なことだが、気候変動の悪影響が出てくると、住むところを出なければならなくなる人がさらに増えて、状況はさらに悪化するだろうと潘氏は予測していると述べた。
潘氏は、日本について、人間の安全保障においては「開拓者」のままであるが、核の拡散防止と軍縮を達成するための努力においては、先頭に立っていると称賛した。「私は、紛争解決と平和構築においてさらなる貢献をしようという日本の方針を全面的に支持する」と、潘氏は述べた。