ティラノサウルスやハドロサウルスとともに生きていたブタ鼻のカメがユタ州で発見されたと、ユタ大学が発表した。ユタ自然史博物館の研究チームは、ユタ州南部グランド・ステアーケース=エスカランテ国定公園で見た目が変わったカメの化石を発見した。体長60センチのそのカメは、7600年ほど前、白亜紀に生息していた。当時、ユタ州南部は湿潤で高温の気候で、川と湿地帯があった。研究者らは、2つの鼻腔があるブタのような鼻は、これまでに見つかったどのカメとも見た目が異なると述べた。この発見は科学誌『Journal of Vertebrate Paleontology』に掲載された。