マサチューセッツ州セーラムの地裁判事は10月28日、自称「(男の)魔法使い」と事業のライバルが嫌がらせをするのをやめるように求める自称「魔女」の要求を認めた。
自身を超能力者で先祖代々の巫女と呼ぶロリ・スフォルツァさん(75)は、セーラム地方裁判所のロバート・ブレンナン判事に対し、自身を「世界で最も有名な魔法使い」と呼び、ニューオーリンズとセーラムに魔法をテーマにした店を持つ「クリスチャン・デイ」が、嫌がらせの電話だとロリさんが呼ぶものをすることを止める命令を出してくれるように訴えていた。
その2人はセーラムではよく知られている。セーラムは、魔法を使った罪で20人が処刑されることとなった17世紀の裁判で悪名高い場所だ。現在のセーラムは、その不快な評判を活用して、悪魔的で歴史的な観光地に観光客を惹きつけていて、このおかげで毎年約100万人がこの都市を訪れている。旅行客はハロウィーンの前にピークに達する。
スフォルツァさんはその裁判結果を歓迎した。「誰も嫌がらせを受けるべきではない。男性も女性も」と彼女は、裁判所を去った後で報道陣に語った。
デイさんは、報道陣に、彼はスフォルツァさんに一度も嫌がらせをしたことはないと述べた。