高倉健さんのファンたちは、特に、彼のヒット映画が数多く撮影された北海道で、一周忌にあたる11月10日にこの有名な俳優(高倉健さんのこと)を偲んだ。
「もう1年が過ぎました。早すぎますね。敬愛した男らしい男性に会えなくなって寂しいです」と、1977年の映画『幸福の黄色いハンカチ』を記念する夕張市の施設を訪れた元炭鉱労働者の村上輝彦さん(78)は語った。この映画は、高倉さんをスターの座へと押し上げた北海道の路上を舞台にした映画だ。
1999年の映画『鉄道員(ぽっぽや)』が撮影された南富良野駅では、撮影中にこの俳優(高倉さんのこと)が気に入っていた食べ物が、訪れたファンたちに提供された。
1981年の映画『駅』の一部が撮影された北海道南部の増毛町の施設にもファンが集った。
高倉さんは1999年に、『鉄道員(ぽっぽや)』で演じた駅長の演技でモントリオール世界映画祭主演男優賞を受賞した。亡くなったとき、高倉さんは83歳だった。